40年以上も続く人気シリーズ「仮面ライダー」。その人気の理由をまとめました。人気の秘密を10個ピックアップして紹介!
仮面ライダー 人気の理由【10の秘密】
引用元:Twitter
40年以上も子供の人気を獲得する仮面ライダー。日本を代表するヒーローですよね。なぜ仮面ライダーがそこまで人気を獲得しているのか。人気の理由を10個ピックアップしました。
仮面ライダーの礎を築いてきた白倉プロデューサーのコメントと一緒に人気の理由を紹介していきます。
- ①「マネしやすさ」
- ②「身近なヒーロー」
- ③「一貫して子供向け」
- ④「分かりやすさ・コンセプトも明解さ」
- ⑤「時代の流行を取り入れる」
- ⑥「新しいものへの挑戦」
- ⑦「イケメン俳優の起用」
- ⑧「連続ドラマ化」
- ⑨「コレクションアイテムの豊富さ」
- ⑩「歴史の後押し」
長く続くには、それなりに理由がありました。やっぱ仮面ライダーすごい…。
理由①「マネしやすさ」
一つ目の人気の理由は、「マネしやすさ」。
仮面ライダーと比較される作品として、挙げられるのがウルトラマン。巨大な体で怪獣と格闘し、スペシウム光線などの飛び道具を使って敵を撃退します。
その一方で、仮面ライダーは等身大で怪人に挑んでいきます。初期の頃は必殺技もキックやパンチなど物理攻撃のみ。さらに初期は武器も使っていませんでした。
そのため、子供たちが真似しやすくハマったのではないでしょうか。たしかに、私も小さいころは何度かライダーキックを試みたことがあります。
仮面ライダーシリーズの礎を築いてきた白倉プロデューサーのインタビュー記事でも、以下のように記載されています。
確かに「ウルトラマン」のように光線技を表現する予算もなかったことから、「ライダーキック」などの必殺技が生まれ、再現のしやすさから、子どもたちの間で大流行したということもある。
引用元:シネマトゥデイ
理由②「身近なヒーロー」
二つ目の人気の理由は、「身近なヒーロー」。
これもウルトラマンとの比較になりますが、ウルトラマンと比べて予算の少なかったという初期の頃の仮面ライダー。大規模セットを組むことはできず、ロケで撮影をしていたようです。
これが、仮面ライダーのリアリティにつながります。実際に自分の暮らしている街で、仮面ライダーが戦っている。それが、「本当に怪人がいるかもしれない」というリアリティに繋がったようです。そして、仮面ライダーは身近なヒーローとして定着したようです。
現在のシリーズでも、セットではなくロケでの撮影が続いています。画面に知っている場所が出てくると「ここ知ってる!」と興奮しいた覚えがある人も少なくないのではないでしょうか。
白倉プロデューサーは、以下のようにコメントしています。
ショッカーは本当にその辺にいるかもしれないし、仮面ライダーっていうのが本当にバイクに乗ってその辺にやって来るかもしれない、という身近なものとして受け止められた気がするんです
引用元:シネマトゥデイ
理由③「一貫して子供向け」
三つ目の人気の理由は、「一貫して子供向け」。
仮面ライダーのメインターゲットは、子供たちです。長寿シリーズということもあり、大人のファンも多いですが、あくまでメインは子供たち。子供にウケつづけてきたからこそ、ここまでの超人気シリーズとなりました。
一部の例外作品を除き、仮面ライダーはシリーズを通して子供向けに作られています。長く続くと、高度なことを取り入れてマニア向けに方向転換する作品もあります。そんな中でも、一貫して子供向けに制作してきた仮面ライダー。
「理屈が吹っ飛びすぎ」「ギャグシーンいらない」など、大人のファンにとっては物足りなく感じる部分もたしかにあります。ですが、これは子供向けに作られたが故。ここに人気の理由があります。
理由④「分かりやすさ・コンセプトの明解さ」
四つ目の人気の理由は、「分かりやすさ」。
難解なストーリーがつづられることもある仮面ライダーシリーズ。ですが、ヒーローが変身して怪人と戦うという構図が崩れたことはありません。この分かりやすさ、明解さが人気の理由です。
たとえ話が分からなくても、戦闘シーンを見るだけでも十分楽しめる内容になっています。小さい子どもでも、どちらを応援すればいいか単純明快に分かるようになっています。
理由⑤「時代の流行を取り入れる」
五つ目の人気の理由は、「時代の流行を取り入れる」。
特に平成仮面ライダーにその傾向が感じられますね。世間でカードバトルが流行すれば、仮面ライダーにもカードバトルを取り入れたり(龍騎、剣、ディケイド)、携帯電話が流行すれば携帯電話で変身する仮面ライダー(ファイズ)が出てきたり。
過去の仮面ライダーをみると、当時何が流行っていたのかなんとなく分かるようになっています。これって地味にスゴイところだと思います。
伝統を残しつつ、時代の変化にも対応していく仮面ライダー。変化し続けるということが、人気の理由なんですね。
理由⑥「新しいものへの挑戦」
六つ目の人気の理由は、「新しいものへの挑戦」。上で紹介した「時代の流行を取り入れる」という理由にも通じる部分ですね。
デザイン、モチーフ、テーマなど、仮面ライダーは常に新しいものを取り入れています。ライダーなのに自動車がモチーフのドライブなんてその代表格だと言えます。ひと昔ではあり得ない存在ですよね。
昔の仮面ライダーが好きな大人にとっては、時に新しいものは受け入れがたい時もあります。ドライブも放送前は結構批判されていました。というか、批判のない新ライダーはない気がします。
批判はされるものの、実際に放送されると人気を獲得していきます。新しいものに挑戦して、実際に受け入れてもらう。ここが仮面ライダーのすごみであり、人気の理由です。
理由⑦「イケメン俳優の起用」
七つ目の人気の理由は、「イケメン俳優の起用」。
昭和仮面ライダーの俳優も、熱血イケメンが多いですよね。平成仮面ライダーでは、よりビジュアルを重視したイケメン俳優が起用されるようになります。今では、仮面ライダーはイケメン俳優の登竜門的な存在にもなっています。
仮面ライダー電王に出演した佐藤健さん。仮面ライダーダブルに出演した菅田将暉さん。仮面ライダードライブに出演した竹内涼真さん。仮面ライダー555に出演した綾野剛さんなどなど。挙げだすときりがありませんね。
その流れは、仮面ライダークウガのオダギリジョーさんから顕著になっているように思います。
- 竹内涼真(仮面ライダードライブ)
- 佐野岳(仮面ライダー鎧武)
- 福士蒼汰(仮面ライダーフォーゼ)
- 吉沢亮(仮面ライダーフォーゼ)
- 瀬戸康史(仮面ライダーキバ)
- 水島ヒロ(仮面ライダーカブト)
- 綾野剛(仮面ライダー555)
- 要潤(仮面ライダーアギト)
- オダギリジョー(仮面ライダークウガ)
子供と一緒に視聴しているお母さん世代も一緒に魅了していく仮面ライダーシリーズ。これが人気を加速させた理由です。このイケメン路線が無ければ、平成仮面ライダーシリーズは途中で打ち切られていたかもしれません。
理由⑧「連続ドラマ化」
八つ目の人気の理由は、「連続ドラマ化」。
昭和仮面ライダーは、基本的に1話完結で物語は進みます。最終的な目標はあるものの基本は1話完結の話がほとんど。
ですが、平成仮面ライダーでは連続ドラマ化しています。1話と1話のつながりが深まり、早く続きが見たくなるような構図になっています。この工夫が視聴者を繋ぎとめる要因になっています。
見れば見るほどハマっていくという構造が人気の理由です。
理由⑨「コレクションアイテムの豊富さ」
九つ目の人気の理由は、「コレクションアイテムの豊富さ」。
平成仮面ライダーシリーズに欠かせないのは、コレクションアイテム。集めれば集めるほど愛着がわいて、物語の続きが気になる。アイテムの豊富さが、子供をより熱中させる理由になっています。
「仮面ライダーオーズ」のメダル。「仮面ライダー鎧武」のロックシード。「仮面ライダービルド」のフルボトルなど、各シリーズでコレクションアイテムが展開されています。
毎回アイテムが品薄になるほどの人気を得ています。関連商品の売り上げ増加というのも、シリーズ長期化を支えている要因だと思います。
理由⑩「歴史の後押し」
十個目の人気の理由は、「歴史の後押し」。長寿シリーズならではの人気の秘密です。
シリーズが長期化するほど登場する仮面ライダーが登場します。仮面ライダーが増えれば、クロスオーバー作品も可能となります。平成仮面ライダー10周年記念作品「ディケイド」や、20周年記念作品「ジオウ」などがそうですね。
「平成仮面ライダーVS昭和仮面ライダー」などの共闘や対立なども描けます。これは、長期シリーズだからこそできる利点。ゲームなどの展開もしやすくなります。
これまで積み重ねてきた歴史が仮面ライダーの人気を後押ししています。
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