ネットでばいきんまんの声優を調べると、なぜか「死去」「変わった」という声が出てきます。
結論を最初に言うと、ばいきんまんの声優は「それいけ!アンパンマン」第1話から変わっていません。そして、声優を務める中尾隆聖さんも死去されてはいません。※2018年7月時点
ただ、声が変わったと感じる方は想像以上に多いようです。
ばいきんまんの声変わった?死去されたのではないか…【噂される3つの理由】
ばいきんまんの声優変わったかと思ったけどコンディションの問題か?
びっくりするほど違う人に聞こえた— 一歩(いっぽ) (@mokyou_alt) 2017年8月11日
ばいきんまんとか声変わったと思ってたけど年月を経て声優さん自身の声が変化しただけなんだな
— ちすけ (@tokako0812) 2015年9月26日
バイキンマンの声優って変わった?
— かずき (@potivip) 2011年5月1日
ツイッターで「ばいきんまん 声変わった」と検索してみました。声が変わったと感じる方は想像以上に多いようです。「声が変わった」と感じる理由は、3つあります。
- ①「30年以上続けてるから」
- ②「喉の調子にもよる」
- ③「声優が変わる可能性がある」
①「30年以上続けてるから」
声優が変わったと感じるのは、「アンパンマン」が長く続く長寿番組だということが関係していると思います。
ばいきんまんは、アニメ「それいけ!アンパンマン」第1話から登場する初期メンバーの一人。第1話の放送は、今から30年前の1988年です。※2018年時点
声優・中尾隆聖さんは、30年間もばいきんまんの声を出し続けています。30年というと、小学生の子供が中年になるくらいの年月。気が遠くなるほどの長さです。
長い時間の間で、中尾隆聖さんも年を取り声も徐々に変化します。また、役づくりの中で変化する部分もあると思います。そういう微妙な変化で「声優が変わった」と感じるのかもしれませんね。
キッズステーションで初期のアニメも放送する時があるので、リアルタイムで比べると「何か違う」と感じる方も多いでしょうね。
②「喉の調子にもよる」
アニメ「それいけ!アンパンマン」は、毎週放送されるレギュラーアニメ。毎週月曜日にアテレコされるようです。
声の仕事である声優。その中でも大ベテランの中尾隆聖さんなので、声の管理には気を使っているはずです。
ですが、30年も続けば喉の調子が悪い日もあるでしょう。そんな日のばいきんまんは、いつもと違う印象を抱くかもしれませんね。
③「声優が変わる可能性がある」
「ドラえもん」「ルパン三世」など、長寿アニメについて回る問題が「声優交代の可能性」。その可能性があるため、ばいきんまんの声に違和感があると、「変わった?死去された?」と感じるのかもしれません。
現在も現役で活躍されているばいきんまんの声優・中尾隆聖さん。アニメ「ドラゴンボールシリーズ」でフリーザの声も担当されています。ベテラン声優でありながら、大人気声優でもあります。
そんな中尾隆聖さんの年齢は、現在67歳。※2018年時点
ただ、「それいけ!アンパンマン」は今後も何十年と続いていくアニメ。10年後、20年後には、もしかしたら声優が変わる可能性があります。30年後には、中尾隆聖さんは97歳となっています…。
実際に、1979年に放送開始された長寿アニメ「ドラえもん」の声優は2005年に総入れ替えしています。放送開始から26年で声優入れ替え。
30年続く「それいけ!アンパンマン」の声優も、そう遠くない未来に声優が入れ替わる可能性があります。現在の「アンパンマン」の声優陣で慣れている私たちにとっては寂しいですよね。
ばいきんまんの相棒・ドキンちゃんの声優が死去された時のコメントが泣ける
ドキンちゃん死去時「ドキンちゃん、バイバイキ~ン!」
一緒に言っていたセリフです。息を合わせて言ってください
ドキンちゃん、バイバイキ~ン!
引用元:スポーツ報知
2017年11月にドキンちゃんの初代声優・鶴ひろみさんが死去されました。まだ若く、突然の訃報にアンパンマンの声優陣はもちろん、多くの人々に動揺を与えました。
ばいきんまんの声優・中尾隆聖さんにとっては、まさに相棒。劇中でもそうですが、「それいけ!アンパンマン」の初回放送(1988年)からずっと一緒にやってきた声優です。
そんな相棒声優の突然の死去。「バイバイキ~ン!」というセリフの中には中尾隆聖さんの悲痛な気持ちが込められているように感じます。中尾隆聖さんは、以下のようにもコメントされています。
片腕をもがれたような気持ちです。みんな怒っています。こんなことが本当にあるのか…
引用元:スポーツ報知
やなせたかし死去時「ばいばいきんしたくない」
大変ビックリです。 私の中で、やなせ先生はアンパンマンそのままの方なので、先生はずーっといつまでもいらっしゃる方だと思っていたので、凄くショックで、さみしいです。ばいきんまんのオーディションで誰もいなければ、僕がやるとおっしゃっていたのを今でも覚えています。
ばいばいきんしたくないです
引用元:産経ニュース
「アンパンマン」の作者・やなせたかしさん。「それいけ!アンパンマン」をはじめ、多くの名作を残されました。絵本業界、アニメ業界、漫画業界に多大な影響を与えた人物。そういう意味では偉人といっても過言ではありません。
そんなやなせたかしさんが死去されたのは、2013年10月。当時のニュースを見て、私自身も驚いたのを覚えています。ましてや、30年以上もずっと仕事をし続けてきた声優の方たちの衝撃は計り知れないものがあります。
ばいきんまんの声優・中尾隆聖さんは、「ばいばいきんしたくないです」とコメントされていますね。心の底からの寂しさが伝わってくる悲痛なコメントです。
まとめ
ばいきんまんの声優・中尾隆聖さんの噂について紹介してきました。「変わった?死去された?」という噂から始まり、鶴ひろみさん、やなせたかしさん死去時のコメントまで紹介してきました。
書いている中で改めて思ったのは、「それいけ!アンパンマン」という作品の凄さ。作者を失っても、それでもなお続いていく作品の力は、単純に「凄い」と感じます。
今後何十年も続いていくであろうアニメ。現在の声優が交代しても、それでも続いていくのでしょう。
また「人間の寿命が尽きても続いていくのかなぁ」と自分自身の寿命よりも続く可能性があると思うと、本当に壮大な作品だと感じました。
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