仮面ライダージオウの感想をまとめていると、「面白くない」「つまらない」という酷評の声がかなり投稿されています。
なぜここまで酷評されているのか。実際にツイッターに投稿された感想を10個紹介していきます。
仮面ライダージオウ面白くない!感想まとめ
以下では、ツイッターに投稿された感想を10個紹介します。個人的に一番共感できたのは、8個目に紹介する「王様になるよって言ってるの見た時は…」という感想。
「仮面ライダージオウ」が面白くないと言われてしまう最大の理由ではないかと思っています。
- ①レジェンドが登場するところしか面白くない
- ②1話から面白くない
- ③面白くない…けど見る
- ④ストーリーがつまらない
- ⑤まだ説明不足
- ⑥中身スカスカになるのが怖い
- ⑦話についていけない
- ⑧王様になるよって言ってるの見た時は…
- ⑨キャストはいい
- ⑩つまらんけど、テンションは上がる
①レジェンドが登場するところしか面白くない
ジオウ今のところレジェンドが登場するところしか面白くないぞ。
— ひでっぴ (@hideppin) 2018年9月9日
一つ目の感想は、「レジェンドが登場するところしか面白くない」。
結構シビアな感想ですよね。レジェンドライダーが出てくるところは面白いと評価しながらも、その他をバッサリと切り捨てています。ただ、同じような感想を持つ人はかなりの数いました。
「複雑なストーリー」「感情移入できない主人公」などの難点を挙げる声は多いです。仮面ライダージオウは、「ストーリー」と「主人公」というドラマにおいて重要な二大要素を外している印象があります。
私がこの記事を書いているのは、まだまだ序盤。ここからどのように挽回していくのかを期待して見続けたいですね。1話~2話の時点では、面白くないという感想が多めでした。
②1話から面白くない
ジオウの1話が面白くないって言われて観たけど案の定おもろくわなかった
— 空蝉 (@cc_masaya104) 2018年9月4日
二つ目の感想は、「1話から面白くない」。
私も同じ感想を持ちました。ジオウは、1話の時点では正直あまり面白いとは思えませんでした。主人公は進学せずに王様になるとか言い出すし、突然タイムスリップするしで、ついていけませんでした。
レジェンドライダーを1話から出したかったのか、1話の印象は「詰め込みすぎ」。まず、主人公に感情移入が全くできないという点が絶望的に感じました。
ただ、ビルドとクローズが登場させることで、「次どうなるんだろう」とワクワクさせるあたりは流石。尻上がりに徐々に面白くなっていくことに期待したいですね。
③面白くない…けど見る
んーーーやっぱりジオウいまいち面白くないかもな…
まあ見るけど…
— かすや たけひさ (@pandako65) 2018年9月2日
三つ目の感想は、「面白くない…けど見る」。
仮面ライダージオウの感想を調べていると、「面白くない」「つまらない」という投稿はいくつも見つかります。ですが、「もう見ない」という声は少ないんですよね。
面白くないと感じていても、「それでも見る」という方の方が圧倒的に多い印象でした。ストーリーや主人公像がまだ見えずに、ついていけないから最終的な評価を保留しているという人もいるようでした。
また、「面白くないけどレジェンドライダーが見たいから見る」という感想もありました。良くも悪くも、ジオウの見どころはレジェンドライダーということなのかもしれません。
④ストーリーがつまらない
ジオウ 2話まで見て早くも思ったけどストーリーがつまらないわ。オリキャス出ても特別感 熱さも高まりもない。これ周年系として見たら脚本ミスだろ。
— シャッス・ミィ (@nana7sosJOKERtm) 2018年9月9日
四つ目の感想は、「ストーリーがつまらない」。
仮面ライダージオウのストーリーをざっくりまとめると、「50年後に魔王として君臨している自分を止める」「時間を超えて歴代ライダーと出会う」。タイムスリップもので、クロスオーバーものです。
設定自体は面白そうなんですが、ストーリー展開が難しすぎて、「面白くない」「つまらない」と感じる人が多いようです。
独立した各仮面ライダー作品の設定に介入していくので、ジオウ自体のストーリーには無理が生じているようです。企画としては、ストーリーの精密さよりも、レジェンドライダーの共演に重きを置いているような印象を受けます。
ストーリーの面白さに仮面ライダー作品の魅力を感じていた人にとっては、ジオウは「面白くない」「つまらない」という感想になるかもしれませんね。
⑤まだ説明不足
ジオウはね、とりあえずね、設定の大きさの割に説明が足らなさすぎて、今のところ「つまらない」が正直な感想でござる。
演出やら主要キャラの動かし方やらは結構好感持てるんだけどね。— 銀河鉄道イヌィーヤナセ (@yanase_inui) 2018年9月9日
五つ目の感想は、「まだ説明不足」。
仮面ライダージオウの設定はかなり複雑です。序盤では明かされていない秘密もあったりして、説明不足を感じる人はかなり多くいます。主人公の設定一つとっても、「なんで王様になりたいのか」「父親はいないのか」など謎が多すぎます。
物語の重要な要素であるタイムスリップに関しても、説明が圧倒的に足りません。まだ序盤ですが、「え?今のどういうこと?」と感じる部分がいくつも登場しています。
ビルド登場回でも、「スカイウォールは?」「戦兎が葛城巧ってどういうこと?」「エボルトはどうなったの?」など色々な疑問が沸いています。前作のビルドだけでも、かなり混乱をもたらしているジオウ。
これが、エグゼイド、ゴースト、ドライブとどんどん遡っていくことを考えると、混乱はさらに大きくなります。どこかで説明不足を解消するような回が存在するのでしょうか。
そうでなければ、ついていけないと感じて離脱する人も増えそうですが…。
⑥中身スカスカになるのが怖い
ジオウのこの思わせ関連実は中身スカスカつまらないパターンになるのほんとこわい
— えと//LoL (@Eto_LoL) 2018年9月6日
六つ目の感想は、「中身スカスカになるのが怖い」。
ジオウでは、意味深な伏線が貼られまくっています。前作のビルドの最終回でも伏線が貼られました(戦兎が何故かライドウォッチを持っているという伏線)。
伏線を貼るのはいいんですが、回収しないのではないかという不安もあります。実際、ジオウ1話、2話ではビルド最終回の伏線は回収していませんでした。後に伏線を回収するのか、映画版で回収するのか…。それとも、もう回収した扱いになっているのか…。
「伏線が多すぎて結局意味が分からない」ということになるのが、一番の不安です。伏線の張り方も決して上手いとは思えず、回収への不安が高まるのも納得です。
⑦話についていけない
展開早いし時間ものだしでジオウの話についていけない??????????
— Caster of the Nightless Castle (@yutakemi_) 2018年9月9日
七つ目の感想は、「話についていけない」。
面白くない・つまらないという感想とは少しズレるのですが、ツイッターの投稿の中には「話についていけない」という声がかなり多いです。これが物語終盤なら良いのですが、まだ序盤の時点でここまで「ついていけない」というのは異常事態です。
制作陣も話の難しさを自覚しているのか、有料の動画配信サイトTTFC(東映特撮ファンクラブ)では「仮面ライダージオウ補完計画」なる解説動画がアップされています。
補完計画には、本編の解説だけでなく、頭に入っていないと話についていけないレベルの重要な設定も公開されています。補完計画は、「本編をより楽しめる解説」ではなく、「補完計画を見ないと、本編が理解できない説明」となっているようです。
私は補完計画を見ていないので、詳しい感想は書けません。ですが、成人男性のイチ視聴者として、本編を見ても内容についていけていないのは事実。内容をすべて理解できる子供はかなり限られるのではないかと思ってしまいます。
⑧王様になるよって言ってるの見た時は…
ジオウの主人公が王様になりたい18歳って聞いた時は子供向け番組らしくて面白い設定じゃないか!HAHA!って感じだったけど実際に放送で入試直前の講習案内をゴミ箱に捨てながら王様になるよって言ってるの見た時はなかなか厳しい顔になってしまった pic.twitter.com/wZ3vfKHcv9
— もつれら (@mtmtSF) 2018年9月2日
八つ目の感想は、「王様になるよって言ってるの見た時は…」。
仮面ライダージオウの主人公・ソウゴの行動に関する感想ですね。私もこのツイートに大共感してしまいました。仮面ライダージオウが「面白くない・つまらない」と感じる最大の理由はここにあるのではないかと思っています。繰り返しにになりますが、主人公に感情移入できないのは絶望的です。
第1話で高校三年生のソウゴは、進路指導で「王様になる」と大真面目に言っています。個人的には、「これまで見てきた仮面ライダーの中で最も感情移入できない主人公」という感想を持ちました。
ソウゴの年齢が小学生とかであれば、まだ納得できます。ですが、彼はもう18歳。大人の一歩手前の年齢で、「王様になる」とか言ってしまうのは、いくらなんでもついていけません。公式サイトには、「天然なのか、天才なのか」と書いてありますが、それでも全然納得できません。
漫画「ワンピース」の主人公・ルフィが「おれは、海賊王になる」というのは理解できます。なぜなら、物語の舞台が大海賊時代だからです。でも、「仮面ライダージオウ」の主人公・ソウゴは、現代の日本に住む高校三年生。設定と言動にギャップがありすぎます。
仮面ライダー作品に限らず、漫画、アニメ、ドラマなど、ストーリーに入り込むには主人公にある程度感情移入・共感できるのが大前提。「仮面ライダージオウ」にはそれが感じられません。
「50年後の世界を救う」という目的を持つゲイツの方が、よっぽど感情移入してみることが出来ます。
⑨キャストはいい
ジオウ第1話がこうもつまらないとは予想外だ。
矢部とヒロインしかいいとこない…次回に期待#仮面ライダージオウ— KillerSnake (@KillerSnakeDX) 2018年9月2日
九つ目の感想は、「キャストはいい」。
仮面ライダージオウのストーリー・設定には酷評の声は多いですが、キャストに関しては概ね好評のようです。ツイート内では、ヒロイン・ツクヨミ(大幡しえり)と、ソウゴの大叔父・順一郎(生瀬勝久)に好印象を抱いていますね※「矢部」というのは、生瀬勝久さんの代表作「警部補 矢部謙三」から。
キャストもそうですが、キャラはしっかり立っているのがジオウの良いところです。それぞれまだ謎の部分は多いですが、それぞれ魅力的なキャラクターになっています。
主人公のキャラも感情移入はできないですが、印象には強く残ります。キャラ立ちという意味では成功しているといえるかもしれませんね。主人公ではなく、脇役として登場させた方が面白くなったのでは…と思わないでもありません。
⑩つまらんけど、テンションは上がる
ジオウつまらんと思ってたけど
ディケイドと違って本人登場は
テンションあがる
こりゃ、毎週見ないとな— 忍(しのぶ)@のまご村 (@Shinobu_gon) 2018年9月9日
十個目の感想は、「つまらんけど、テンションは上がる」。
これまで紹介してきたように、仮面ライダージオウの視聴者の感想の中には「面白くない・つまらない」という感想がいくつも投稿されています。私も現時点では「ストーリーは面白くない」と感じています。
ですが、ツイートにもあるように毎週欠かさずに見ています。それは、「歴代ライダーが共演」という設定に仮面ライダー好きとしてどうしてもワクワクしてしまうからです。
ストーリー的には微妙だけど、企画は面白い。だからこそ、毎週見てしまいます。仮面ライダーシリーズの人気の高さを実感します。「面白くない」「面白い」という議論があるのも、仮面ライダー人気の高さ故なのでしょうね。
仮面ライダージオウがこれからどのように展開していくのか。これからも毎週楽しみに視聴しようと思います。面白さ議論も含めて、楽しんでいきたいですね。
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仮面ライダーとしては及第点だが特撮番組としては物足りない気がする