「ドラゴンボール」魔人ブウ編のあらすじをまとめました。ざっくりまとめた「3行あらすじ」と、詳細の展開をまとめた「ストーリー解説」をそれぞれ紹介します。
ドラゴンボール 魔人ブウ編あらすじ
引用元:amazon.co.jp
- 魔人ブウが復活する
- なんやんかやあって、悟空が元気玉で魔人ブウを倒す
- 10年後、魔人ブウの生まれ変わりであるウーブと悟空が再会を果たす
まずは、「ドラゴンボール」魔人ブウ編のあらすじをざっくり3行でまとめてみました。以下では、さらに詳しく魔人ブウ編のストーリー解説を行います。
悟飯の高校生活
セルゲームから7年後、地球はセルがいなくなったことで平穏を取り戻していた。セルを倒した孫悟飯は高校生になり、学校に通っていた。
悟飯は学校に通う傍ら、グレートサイヤマンとして町の平和を守っていた。そんな中、同級生のビーデルに正体がバレてしまう。問い詰められた悟飯は、ビーデルに気を教えることにする。
ビーデルの誘いもあり、悟飯は天下一武道会に出場することとなる。そのことを聞いたベジータも武道会への参加を決意。あの世で二人が武道会に参加をすることを聞いていた悟空も参加することにする。
悟飯は天下一武道会に向けて、弟の悟天とともに修行を再開するのであった。
天下一武道会開催
占いババに頼んで、悟空は1日だけ現世に帰ってくる。天下一武道会の会場で、仲間たちは再会を果たす。
超人的な力を持つZ戦士たちは、全員楽々予選を通過。ミスターサタンの娘・ビーデルもまた予選を通過。そして、決勝戦が開始される。
和やかな雰囲気で進む大会であったが、予選通過者の中に不思議なオーラを放つ人物が二人いた。シンとキビトという名前であった。二人の正体は、界王神と界王神の付き人。
魔人ブウの復活を阻止するため、地球にやってきたのだという。界王神は、悟飯とキビトの試合の最中何があっても手を出すなと悟空たちに忠告をする。そして、悟飯とキビトの試合が始まる。
試合に乱入してきたのは、ヤムーとスポポビッチ。悟飯のエネルギーを吸収して飛び去って行く。界王神は、魔人ブウの居場所を突き止めるために、わざと二人を泳がせたのだ。
ヤムーとスポポビッチを追う一行。その先で待っていたのは、魔導士バビディと暗黒魔界の王ダーブラであった。
子供ができたことでベジータは完全に丸くなってしまいました。この和やかな出来事が、後に起こる伏線となっています。
魔人ブウ復活
セルと同等の力を持つというダーブラによって、キビトは死亡。さらに、ベジータはバビディによって洗脳されてしまう。バビディは、ベジータの中に眠る悪の心を増幅させて、操ろうとしたのだ。
ベジータは、バビディの洗脳をわざと受け入れた。悟空と心置きなく戦いたかったのだ。
洗脳により超サイヤ人2に覚醒したベジータは悟空に襲い掛かる。悟空とベジータの戦闘の衝撃により、魔人ブウが完全復活を果たす。
責任を感じたベジータは、悟空を気絶させてブウのもとに向かう。ブウを完全に消滅させるため、自爆する。力を使い切ったベジータは、粉々になり死亡。しかし、ブウは再生能力によって復活してしまう。
そんな経緯があって、バビディの洗脳を受け強制的にパワーアップすることを選びました。…ベジータの悟空への執着は相当に深いですね。
魔人ブウがバビディを殺す
悟飯は行方不明、ベジータは死亡。そして、悟空は1日しか現世にいられない。絶望的な状況の中、悟空は希望を悟天とトランクスに託す。
天才的な才能を持つ悟天とトランクスなら、魔人ブウを倒せると考えたのだ。悟空は、二人に融合技「フュージョン」を教えてあの世に帰っていくのであった。
そんな中、知恵をつけたブウはバビディを殺す。無邪気なブウは地球の破壊をやめるかと思いきや、前にも増して破壊活動を行うようになった。
強さに惹かれるサイヤ人の血を感じますね。
魔人ブウが地球人を皆殺しにする
無邪気なブウのもとに現れたのは、世界チャンピオン・ミスターサタン。彼はブウを殺すために来たのだが、成り行きで友達関係になる。サタンの説得により、悪事をやめると約束したブウ。
しかし、ブウの可愛がっていた犬がならず者に銃で撃たれたことで激怒。純粋悪のブウを生み出してしまう。純粋悪のブウによって、無邪気なブウは吸収されてしまう。
より戦闘向きで好戦的なブウ(悪)が誕生する。ブウ(悪)は、天界に避難していた悟天とトランクスの気を感じ取り、天界へとやってくる。地球人を全滅させて、二人と戦わせろと迫る。
ピッコロは時間を稼ぎ、二人を精神と時の部屋に入れて修行させる。
魔人ブウVSゴテンクス
ピッコロは精神と時の部屋に魔人ブウを誘い込む。いざというときのためにブウを精神と時の部屋に閉じ込めることができるからだ。
そして始まる悟天とトランクスのブウとの戦い。二人はフュージョンを行いゴテンクスに変身。超サイヤ人になってブウと互角の戦いをみせる。余力を残していたのだが、戦いを盛り上げるためにわざと負けそうな雰囲気を出す。
ピッコロはゴテンクスに勝機がないと勘違いし、精神と時の部屋の扉を破壊する。
しかし、ブウは力技で次元のひずみを作り出して脱出。超サイヤ人3になったゴテンクスも同様に脱出。しかし、天界にいた仲間たちは全員ブウによって殺されていた…。
魔人ブウVSアルティメット悟飯
行方不明になっていたと思われていた悟飯は、界王神によって命を救われていた。界王神界で、ゼットソードに封印されていた老界王神と出会い潜在能力を引き出してもらっていたのだ。
ゴテンクスのピンチに、悟飯のパワーアップはついに完成。超サイヤ人3の悟空以上の力を手に入れる。地球へと戻った悟飯はブウと対決。戦いを有利に進める。
しかし、ブウはゴテンクスとピッコロを吸収。悟飯の力を上回る。絶体絶命の中、老界王神は悟空に自分の命を与え、魔人ブウ討伐を依頼する。そして、フュージョン以上の力を発揮できるというポタラを与える。
瞬間移動で地球へと戻る悟空。
魔人ブウVSベジット
悟飯とポタラ合体しようとしていた悟空。しかし、ブウは悟飯を吸収してさらにパワーアップしてしまう。
そんな中、占いババによってベジータが地球で復活。ベジータの気を感じた悟空はベジータのもとへ。そして、二人はポタラ合体を行い、ベジットに変身する。
圧倒的な力でブウを圧倒。わざと吸収されることで、体内にいた悟飯、トランクス、悟天、ピッコロを救い出すことに成功する。ブウの体内で偶然見つけた無邪気ブウ。
ベジータは無邪気ブウをはがす。無邪気ブウをはがされたことで、ブウ(純粋)が誕生する。
ブウ(純粋)は、地球を破壊。悟空はデンデ、ミスターサタン、ベジータを連れて地球を脱出。界王神界へと瞬間移動する。
ポタラ合体が解けた理由については、ドラゴンボール超で「神同士ではなかったから時間制限があった」という説明がなされています。原作の魔人ブウ編では、「ブウの体内の特殊な空気のせい」と説明されていましたね。
魔人ブウVS悟空
界王神界に移動した一同。その直後、ブウも瞬間移動で追いかけてくる。悟空は超サイヤ人3になり、ブウと対決する。
互角の戦いをみせた悟空だが、再生能力のあるブウに苦戦を強いられる。そこで、ベジータは元気玉で倒すことを提案する。
ナメック星のドラゴンボールで地球と殺された人々を復活させる。そして、悟空に元気を集めるように呼び掛ける。悟飯やピッコロは元気を与えるが、まだブウを倒せるほどの元気は集まっていない。
ミスターサタンの呼びかけにより、地球人は手を天にかざして悟空に元気を渡す。元気玉によって、ブウを完全に消滅させる。
大人の事情でランチの登場が不可になり、その代わりに17号が登場したそうです。そのため、悟空と面識がないはずの17号が「ひさしぶりに きいたな あいつ(悟空)の声も」と発言しています。
この発言は、実はランチさんのセリフになる予定だったようですね。たしかに、スノ、ウパ、ともに初期ドラゴンボールに登場したキャラなので、ランチの方が自然ですよね。
10年後、ウーブと悟空が出会う
悟空が元気玉で魔人ブウを倒してから10年後。悟空は再び天下一武道会に出場することにする。
その目的は、ある少年と出会うことであった。その少年の名はウーブ。魔人ブウの生まれ変わりで、強力な力を持っている純粋な少年であった。
武道会でウーブと試合を行う悟空。ウーブの力強さを確かめ、ウーブを連れて修行の旅に出ることにする。ウーブに力の使い方を教えるためであり、強くなったウーブと自分が闘いたかったためでもあった。
悟空はウーブとともに空の彼方へと飛んでいく…。
原作「ドラゴンボール」の最後は、新ヒーロー・ウーブの登場で終わります。ずっと活躍してきた悟空が、新しい世代に力を渡していくという気持ちの良い最後に感じます。
魔人ブウ編 感想まとめ
ネットの感想
ドラゴンボールで一番の名場面はやっぱりブウ編の悟空VS魔人ベジータよな?な?な?
— GGG (@QZmlKedpsLZZfCM) 2019年4月21日
ドラゴンボールで一番の名場面はやっぱりブウ編の悟空VS魔人ベジータよな?な?な?
— GGG (@QZmlKedpsLZZfCM) 2019年4月21日
ドラゴンボールはジャンプ連載時にセル編の最後の方で完全に飽きちゃって、魔人ブウ編ではいよいよ「強い味方を取り込んで更に強くなる」足し算方式で展開していくしかない行き詰まり感が直視できず全然読まなかったんだけど、時間が経ってから単行本で読んだら普通に面白かった。
— アンドロ駄目 (@andorodame) 2013年1月12日
魔人ブウ編のピッコロがめちゃくちゃ好きなんですけど分かってください pic.twitter.com/YsivME6F9k
— どらやき (@kurumi_pankn) 2018年11月2日
魔人ブウ編は面白いよ。
悟空の魔人ブウリスペクトも好き。悟空「おめえは凄えよ、よく頑張った、たった1人で」
— がすかん (@gasukan000) 2018年7月14日
ピッコロさんマジュニア時代から好きだけど魔人ブウ編でほんとどうしたピッコロさん…ってなったよね。
悟空と一緒に車の免許取りに行った時も割とどうしたんだピッコロさん…だったけどさw— ヒテン@筆跡去勢中です( ?ω? ) (@ukikkm) 2019年4月21日
魔人ブウ編前あたりの悟飯がグレートサイヤマンになるくだりからビーデルに舞空術教える流れと天下一武闘会でスポポビッチが出るまでの平和な回が好きなんだ俺は
— 椎名シギ (@dolce_oo) 2019年4月19日
魔人ブウ編に関するネットの感想をまとめてみました。原作「ドラゴンボール」の最終章ということで、「好き」「一番印象に残っている」と高評価の声が目立ちますね。
魔人ブウ編では、ベジータ、ゴテンクス、悟飯などのZ戦士が魔人ブウと戦います。ですが、やはり一番評価される戦いは悟空と魔人ブウの最後の戦い。ミスターサタンが活躍する展開も好印象のようです。
私の感想「最後が素晴らしい」
「ドラゴンボール」魔人ブウ編には、色々と印象的なシーンがあります。「ベジータの自爆」「ゴテンクスとピッコロの共闘」「アルティメット悟飯の無双」などなど。
名シーンが多い魔人ブウ編。そんな中で、私が一番印象に残っているのは最後の展開。魔人ブウ討伐から10年後の世界を描いた最終回です。上のあらすじでも紹介した通り、魔人ブウ編の最後は悟空とウーブの出会いが描かれます。
最終回で新キャラを登場させて、悟空と対決させる。そして、二人で修業の旅に出ていく…。この展開がものすごく好きです。
少年のころから何度も繰り返し地球を救ってきた悟空は、新しい世代(ウーブ)に力の使い方を教えようとします。亀仙人、カリン様、神様、界王様と多くの師匠のもとで修業してきた悟空は、今度は自分が師匠になってウーブを鍛えようとしています。
ドラゴンボールの最終回では、「物語の終わり」と「新しい物語の始まり」が同時に描かれています。寂しさもあり、でもワクワクするような最後。とても気持ちの良い最後だと感じます。