2005年に声優が交代したアニメ「ドラえもん」。慣れ親しんだ声から、新しい声優に変わったことで違和感を抱く人がほとんどでした。声優交代から10年以上も経過した今でも、「違う」と感じる人は少なくありません。
本記事では、新・のび太の声優の評価についてまとめてみました。結構厳しめの意見もあるようですね。
のび太の声 声優の評価まとめ【下手・イライラ・上手くなった】
のび太の声を担当する声優は、大原めぐみさん。2005年から現在までずっとのび太の声を担当しています。そんな新・のび太の声に関する感想をツイッターで調べてみました。
特に印象的なツイートを7つピックアップしてみました。個人的に特に印象的だったのは、3つ目の「のび太の声にイライラする」という声。ちょっと共感してしまいました。
- ①のび太感ない
- ②1回目は下手
- ③のび太の声にイライラする
- ④上手くなった
- ⑤演技上手い
- ⑥のび太の声好き
- ⑦馴染んだ
①のび太感ない
今ののび太の声優ってほんまに下手やな
全然のび太感が出てないやん— ナトノグ (@natnog5) 2014年8月13日
一つ目の評価は、「のび太感ない」。
「声優を下手」と酷評しつつ、その理由が「のび太感ない」。厳しめの評価ですよね。このツイートが投稿されたのは、2014年8月。声優が交代して、のび太の声が変わってから10年近く経過した頃のツイートです。
「のび太の声に馴染めない」「のび太の声に違和感」というツイートは、いまだに多く投稿されています。私もその一人です。
この類のツイートが投稿される最大の理由は、「先代ののび太声優が長かったから」ですよね。声優が変わる前、先代ののび太の声を担当した声優・小原乃梨子さんは、1975年から2005年まで26年間ものび太の声を担当してきました。
赤ちゃんが成人してから、就職するくらいの長い間のび太の声を担当し続けています。そのため、「のび太の声といえば、小原乃梨子さん」という印象が中々抜けません。
声優が変わった2005年から10年以上経過している現在でも抜けきりません。私も大山のぶ代のドラえもん世代なので、「のび太感ない」という感想には共感してしまいます。
現在ののび太の声優・大原めぐみさんの力量不足というよりは、先代の存在感がありすぎるという印象です。
②1回目は下手
CATVでドラえもんの声優変わった1回目の話やってる
のび太の声優相当下手だわ— 千代 (@sendai10004) 2013年8月4日
二つ目の評価は、「1回目は下手」。
のび太をはじめ、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかなど主要キャラの声優が一気に変わったのは、2005年。声優の高齢化問題もあり、アニメ「ドラえもん」は一気に番組リニューアルしました。
声優交代してから初めての回の、のび太の声に関する感想ですね。こちらのツイートも厳しく、「相当下手」という言葉が印象的です。ただ、注目したいのはツイートが投稿されたのは声優が変わった8年後の2013年。「今と比べて下手」という意味かもしれませんね。
2005年から現在までのび太の声を担当している声優は、大原めぐみさん。声優交代時、ネットではかなり叩かれていました。「下手」「演技がダメ」「前の声優の方が…」という厳しい言葉が掲示板に並んでいたことを覚えています。
大原めぐみさんにとって、アニメの声優デビュー作が「ドラえもん」。のび太の声で初主演、初レギュラー役に抜擢されています。声優になる前は、専業主婦をされていたそうです。声優としての経験不足が、「下手」という声につながったのかもしれません。
ただ、現在ではその評価を上げています。「馴染めない」という声がある一方で、「上手くなった」という声も投稿されています。
③のび太の声にイライラする
のび太の声演技過剰でイライラすんな
— 綾子ちゃん (@214ayk0) 2018年8月23日
三つ目の評価は、「のび太の声にイライラする」。「演技過剰」という言葉が印象的ですね。
このツイートに、私もちょっと共感してしまいました。私が特に「演技過剰」と感じるのは、劇場版。その中でも泣き演技が少し大げさに感じることが度々あります。
言い方は悪いですが、「感動するでしょ?泣けるでしょ?」と涙を強要されているように感じてしまって、ちょっと萎えてしまうことがあります。
のび太の声の演技もそうなのですが、感動展開に振りすぎる演出にも問題あるのかなと思ってしまいました。もう少し自然に泣かせてほしいというのが、正直な感想です。
ただ、「新・のび太の鉄人兵団」や「のび太の新・日本誕生」「のび太の宝島」など自然と泣いてしまう名作もあります。過剰な演技や過剰な演出は徐々に抑えられているのかもしれませんね。
④上手くなった
ドラえもん、超久しぶりに見たら、ドラえもんとかの声が前より普通になったというか昔の声に似てきた!のび太も他の人も!なんか上手くなった感じ。。
— みとうー (@mito0605) 2014年12月5日
四つ目の評価は、「上手くなった」。声優が交代した初期には、「下手」「イライラ」という厳しめの声が多かった声ですが、徐々に「上手い」「上手くなった」という投稿が増えています。
2005年に声優が交代してから、現時点でもう13年経過しています。のび太の声優・大原めぐみさんも演技が向上したのかもしれません。または、視聴者が新しいのび太の声に慣れたということも考えられそうですね。
「のび太・ドラえもんの新しい声が下手で見なくなった」という方は、ぜひ新しいドラえもんを見てみてください。声優交代時とは違った印象を受けるかもしれません。下に2018年公開の映画「のび太の宝島」の予告動画を貼り付けておくので、のび太の声に興味がある方はチェックしてみてください。
⑤演技上手い
のび太の声優演技うまいなぁー。しかしドラえもんで死ぬ生き物が出るとか・・・
— あかた (@aktwhite) 2011年1月21日
五つ目の評価は、「演技上手い」。
上でも書きましたが、声優が変わった時には「下手」という酷評が多かったのび太の声。ですが、上記ツイートのように演技を高評価する声は徐々に増えてきました。
たしかに、交代初期と比べて感情表現が豊かになったように感じます。声優として、使えるテクニックが増えたような印象を受けます。
⑥のび太の声好き
のび太の声好き
— ??MΟИΟ?? (@M0lN0) 2014年6月22日
六つ目の評価は、「のび太の声好き」。シンプルな感想ですよね。ツイッターで評判を調べると、「好き」という声は結構多いんです。
これも、声優交代初期は「嫌い」という声が多かったのに、徐々に「好き」という声が増えたような印象を受けます。やはり、ドラえもん視聴者が新しいのび太の声に慣れてきたということが大きな要因なのかもしれません。
⑦馴染んだ
坂本真綾がドラえもんで溌溂とした声の役をやっている。珍しい。あっ、でも、洋画の吹き替えとかだとあるか。アニメだと謎めいた役とかが多かった印象だから、意外って感じ。とは言え、やはり今のドラえもんは数キャラの声に違和感あって見てられない。のび太は馴染んだね。
— KattaK???? (@kata_spon) 2013年9月13日
七つ目の評価は、「馴染んだ」。
「今のドラえもんは数キャラの声に違和感あって見てられない」としつつも、「のび太は馴染んだね」という感想です。「時間の経過」と「演技の向上」で新しいのび太の声に馴染んだのかもしれません。
まだまだ馴染めないキャラも多いというあたりが正直な感想ですよね。個人的にも、のび太の声は慣れてきましたが、いまだにドラえもんの声には違和感を抱いてしまいます。
【まとめ】のび太の声の評判を調べてみた感想
現在放送中のアニメ「ドラえもん」の、のび太の声に関する感想を紹介してきました。声優に関しては、様々な声が投稿されていました。「下手」「イライラする」という否定的な感想がある一方で、「馴染んだ」「上手くなった」という好意的な感想もあります。
調べてみた印象としては、時間の経過とともに好意的な感想が増えているように感じました。やはり、「馴染んだ」というのが大きいのかもしれませんね。
正直な感想を言うと、個人的にはまだ先代(大山のぶ代版)の小原乃梨子さんの方が、のび太の声としてはしっくりきます。ですが、徐々に新しい声にも慣れ始めています。
あと数年後には、「のび太の声といえば、大原めぐみ」という時が来るのかもしれません。
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