「ドラゴンボール超」アニメと漫画の違いをまとめてみました。各編ごとに大きな違いを紹介していきます。ジレンの強さや17号の強さなど、結構大々的に変わっている場面があります。
ドラゴンボール超 アニメと漫画の違いまとめ
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「ドラゴンボール超」は、アニメと漫画が同時進行で制作されています。鳥山明氏のストーリー原案をもとにして、アニメと漫画の制作スタッフが同時に作品を作り上げていきます。
ストーリー原案の解釈の違いや表現方法の違いによって、アニメと漫画で描写が違うシーンが多々あります。以下では、両作品の「違い」を各編ごとにまとめています。
破壊神ビルス編
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悟空のイメージトレーニング
漫画版では、農作業の合間の悟空のイメージトレーニングの中に「フリーザ、セル、魔人ブウ(純粋)」が登場します。
ベジータのビンゴダンスがカット
アニメでは、ベジータがビンゴダンスやたこ焼きを焼くシーンを披露。漫画版では、全カットとなっています。その代わり、単行本のおまけページでビンゴの練習するベジータが描かれています。
悟空の超サイヤ人ゴッド化
アニメでは、ビルス戦の途中からゴッド化が解除されます。漫画では、解除されずそのまま戦い続けます。さらに悟空が超サイヤ人ゴッドのパワーを吸収したという言及はありません。
フリーザ復活編
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映画「復活の「F」」、アニメ「フリーザ復活編」は、漫画版では全カットされています。破壊神ビルス編の直後に破壊神シャンパ編に移行します。
復活したフリーザに関しては、ウイスの「ゴールデンフリーザに勝てたからちって 調子に乗っているんじゃありませんか?」というセリフと、ナレーションで片付けられています。
おまけページで、天使の輪っかのついたシサミ、ソルベ、フリーザが描かれています。ソルベの「と…とばされた…」というセリフが印象的です。
破壊神シャンパ編
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ブルー命名のシーン
超サイヤ人ゴッドの進化系「超サイヤ人ブルー」。漫画「ドラゴンボール超」ではその命名シーンが追加されています。
当初悟空とベジータは、ブルーのことを「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」と呼んでいましたが、長くて呼びにくいということで、ウイスがブルーという呼び方を提案しています。
超サイヤ人ブルー界王拳
アニメ「ドラゴンボール超」では、ヒット戦で悟空は超サイヤ人ブルー界王拳を披露します。ですが、漫画版ではこの技を使うことはありませんでした。
ヒットの強さの違い
アニメ版では超サイヤ人ブルー界王拳と互角の強さを誇っていた第6宇宙の殺し屋・ヒット。ですが、漫画版ではかなり弱体化されています。
超サイヤ人ブルーの悟空であっさりと倒しています。界王拳の代わりに超サイヤ人ブルー状態での短時間のパワーアップが描かれています。ヒットと悟空の間にはかなりの力の差がある設定となっています。
クリリンの髪の毛の違い
アニメ版ではフリーザ復活編の時に頭をそり上げたクリリン。アニメの破壊神シャンパ編では生えそろっていましたが、漫画では変わらず坊主頭のままでした。
復活したフリーザ襲来時に剃り上げたクリリンの頭髪が、アニメでは再び伸びて生え揃っていたが、漫画版では坊主頭のままであった。
シャンパの介入
アニメでは、自分側の戦士が有利になるようにマゲッタ戦で介入していたシャンパ。漫画版ではシャンパが闘いに介入することはありませんでした。
未来トランクス編
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悟空の道着の違い
アニメでは悟空の道着に「悟」の文字が入っていますが、漫画では文字のない道着を着ています。
青年トランクスの強さの違い
未来から逃げのびてきた青年トランクスと悟空が戦うシーン。アニメよりも、漫画の方が青年トランクスが強く描かれています。
アニメでは超サイヤ人2悟空と同等以下の力を持つとされましたが、漫画では超サイヤ人3悟空と同等の力を発揮しています。
青年トランクスと少年トランクスの関係の違い
アニメでは少年トランクスは青年トランクスに対して「未来の俺」「オイ、俺」としゃべりかけていますが、漫画では「お兄ちゃん」と呼んで一緒にゲームをしたりしています。
悟空は仙豆を忘れていない
悟空とベジータが未来の世界に乗り込んでいくシーン。アニメでは悟空は仙豆を忘れていきますが、漫画では仙豆を忘れていません。
ゴクウブラックの一人称の違い
アニメでは超サイヤ人ロゼに覚醒したゴクウブラックの一人称は「私」から「俺」に代わりますが、漫画では「私」のままです。
ヤジロベーは登場しない
アニメではヤジロベーたちレジスタンスが登場しますが、漫画ではヤジロベーを含む地球人は一切出てきません。漫画では悟空たちがやってくる前に地球人が皆殺しにあっているようです。
ブルマ同行はなし
アニメではブルマも未来の世界に同行しますが、漫画ではブルマの同行はありません。タイムマシンが破壊されたり、修理するシーンもありません。
魔封波の失敗の違い
アニメではトランクスが魔封波を使用し、悟空が封印札を忘れたことで失敗します。一方漫画では悟空が魔封波を使用し、封印札と間違ってキャバクラの割引券を持ってきたことで失敗します。
いずれにしても失敗していますが、失敗に至るまでの経緯が異なります。
悟空が「破壊」を使用
アニメでは不使用だった「破壊」。漫画では、悟空が不老不死となった合体ザマスに対して破壊を使用しています。
無限ザマスの描かれ方の違い
アニメでは宇宙そのものになったザマス。漫画では無限に体が増殖していくザマスとして描かれました。漫画版の無限ザマスは、メタルフリーザ大量出現シーンのオマージュではないかと思います。
無限ザマスを全王が世界ごと消滅させる展開は同じです。
宇宙サバイバル編
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ベジータがビルスに本気を出させる
漫画では、修行の中でベジータが超サイヤ人ブルーの完成系に至り、ビルスの本気を引き出します。アニメにはないシーンでした。
宇宙消滅の切迫感の違い
悟空が全王の宮殿に訪れたシーン。アニメでは、全王は惑星をぶつけ合うゲームをしていました。漫画では、レベルの低い8つの宇宙を消滅させようとしており天使を引き上げさせようとしていました。
アニメよりも漫画の方がより切迫した状況だったといえます。
ビルスに腕相撲で勝った正体が判明
アニメでは明らかになっていませんでしたが、漫画ではビルスに腕相撲で勝った破壊神がキテラであったことが判明しました。
全覧試合の内容の違い
漫画では、全覧試合の内容が12人の破壊神によるバトルロイヤル形式になっています。
悟空VSトッポの試合結果の違い
アニメでは、悟空とトッポの試合は決着がつきません。漫画では、油断した悟空がトッポに敗れています。
悟空VS17号の違い
アニメでは、悟空は超サイヤ人ブルー状態で17号と戦います。漫画では、超サイヤ人2、3の状態で17号と戦っています。アニメの「17号強すぎ問題」が、漫画版では修正されています。
17号の強さの秘密の説明
アニメ「ドラゴンボール超」で話題になった17号強すぎ問題。漫画では、モンスター島に生息するセルジュニアそっくりな生物が登場。その偽セルジュニアと戦っていたから戦闘力を大きく上がったと説明されています。
悟飯の道着の違い
アニメでは、悟空と同じ山吹色の道着。漫画では、ピッコロと同じ紫色の道着になっています。
他宇宙の戦士がモブ扱い
アニメでは、第7宇宙(悟空たち)、第11宇宙(ジレンたち)、第6宇宙(キャベたち)以外の宇宙の戦士たちの戦いも焦点が当てられていました。漫画では、その他の宇宙の戦士はほぼモブ扱い。
アニメでは、第3宇宙の戦士・アニラーザ(4戦士合体)が悟空やベジータを圧倒するなどかなり活躍していました。ですが、漫画ではケフラに瞬殺されています。
ヒットの新技「時ずらし」
アニメでは、ジレン戦で「時飛ばし」を駆使して戦闘していました。漫画では、新技「時ずらし」を披露しています。ですが、ジレンに負ける展開は同じです。
ケフラの強さの違い
アニメでは、超サイヤ人ブルーの悟空と互角以上の戦闘力をもっていました。漫画では、アルティメット悟飯と互角の戦闘力として描かれます。漫画版でかなり弱体化されたといえますね。
身勝手の極意発動のきっかけの違い
アニメでは、元気玉の使用が身勝手の極意発動のきっかけになりました。漫画では、亀仙人の善戦とアドバイスが身勝手の極意発動のきっかけになっています。
ベジータがクルーザーをプレゼント
アニメでは、ブルマが17号にクルーザーをプレゼントしているように描写されます。漫画では、ベジータが勝手にブルマのクルーザーをプレゼントしているように描写されます。そのことで、ベジータはブルマの怒りを買いオロオロしていました。
アニメと漫画どちらが面白い?【漫画の方が面白いと言われるワケ】
あああー、面白い!完全に軌道に乗ったなぁ、なんだかんだ毎月1番の楽しみになってる。
『ドラゴンボール超』(とよたろう)
鳥山明版からの伏線もちゃんと組み上げていて実に丁寧、そしてこうして毎月『ドラゴンボール』の新作が読める幸せを噛みしめたい。
Vジャンプは完全に漫画誌だなぁ。 pic.twitter.com/XsHdBckHD9
— 松山洋@サイバーコネクトツー (@PIROSHI_CC2) 2019年4月23日
ドラゴンボール超漫画だとケフラ戦あっさりやなwやっぱアクションシーンはアニメの方がいいな
— こまち (@matimati_X1) 2019年4月18日
漫画版のドラゴンボール超 面白い!しかも予言魚もちょっとだけでてきたー
— ????中川翔子???? (@shoko55mmts) 2017年11月4日
ドラゴンボール超
漫画とアニメ比べると、色々と面白いのよアニメだと第7宇宙に(絵的にも)集中するけど、漫画だと第6宇宙が目立ってるのよな
しかし、漫画の方はわりと淡白よね。クリリンも天津飯もろくに活躍せず沈んだしw
— プリニー0号 (@GoPrinny0) 2019年4月13日
漫画版のドラゴンボール超の力の
大会編がちょっと・・・
つーかアニメがやりすぎなんだよな— こてか (@hyougemonX) 2019年4月23日
ドラゴンボール超、アニメより漫画の方が面白い気がしてきた
— ぱえのあ (@paenoan) 2019年4月11日
「ドラゴンボール超」のアニメと漫画の評判をいくつかピックアップしてみました。「両作品の違いを比べると面白い」と評価する声や、「漫画の方が面白い」という声や、「漫画はあっさりしすぎ」など色々な声が投稿されています。
ここからは個人的な感想になるのですが、個人的には漫画「ドラゴンボール超」の方が面白いと思いました。そう思った理由は、「展開が早くてサクサク読めるから」。
上でも紹介したように、漫画では「復活のフリーザ編」が省略されたり、力の大会での戦いが簡略化されたりしています。展開が本当に早いんですよね。重要なシーンを切り出して構成していっている感じ。とことん無駄を省いています。
テンポが良いので、サクサク読めてどんどんハマるんですよね。「あっさりしすぎ」という声もあるようですが、個人的にはこれくらいのテンポがうれしかったりします。
ただ、アニメはアニメで良い点ももちろんあります。それは戦闘シーンの迫力。私が特に迫力を感じたのは、力の大会の終盤。悟空とフリーザが協力してジレンを倒すシーンです。
最終回ということもあって、ここの戦闘シーンは本当に迫力がありました。戦闘描写にワクワクするのはアニメならではだといえそうですよね。
というワケで、結論は「ドラゴンボール超はアニメも漫画も面白い」。身も蓋もない結論になりましたが、両方を見ている私の正直な感想です。違いを比較しながら両方を同時進行で見ていくのも楽しいですよ。