ドラゴンボール セル編あらすじ【戦犯多すぎw】

「ドラゴンボール」セル編のあらすじをまとめました。ざっくりまとめた「3行あらすじ」と、詳細の展開をまとめた「ストーリー解説」をそれぞれ紹介します。

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ドラゴンボール セル編あらすじ

引用元:amazon.co.jp

3行あらすじ
  • 未来から来たトランクスが、人造人間の存在を知らせてくれる
  • セルが人造人間17号・18号を吸収して完全体となる
  • 完全体セルを悟飯が倒す。その代償として悟空が死ぬ。

まずは、ざっくり3行であらすじをまとめました。セル編のラスボスは完全体となったセルで、それを倒すのは悟飯です。

以下では、さらに詳しくセル編のあらすじを紹介します。

 

フリーザ親子の地球襲来

ナメック星での戦いから約1年後。メカとなって復活したフリーザと、フリーザの父・コルド大王が地球に襲来。地球のピンチに、ベジータをはじめZ戦士たちは絶望する。

そんな中、フリーザ一味の前に現れたのは、紫色の髪をした謎の少年だった。

あらすじ補足
ナメック星で死闘を繰り広げた悟空とフリーザ。悟空のかめはめ波によって死んだかに思われたフリーザは、メカフリーザとして復活を果たします。

 

謎の少年・トランクス登場

フリーザ一味の前に現れた少年は、超サイヤ人に変身してフリーザとコルド大王を瞬殺。

トランクスと名乗るその少年は、悟空のことも知っていた。そして、もうすぐ悟空が地球に帰ってくるということも知っていた。トランクスの言葉通り、悟空が地球に到着。

トランクスは、悟空に自分が未来から来た存在であることを明かす。トランクスの未来では、戦士はトランクスしか残っていない。人造人間によってベジータたちは殺されてしまったのだ。そして、悟空は人造人間と戦う前に心臓病で死んでしまう。

トランクスは、悟空さえ生きていれば未来は変わったのではないかと考え、過去の世界にタイムマシンでやってきたのだという。悟空に心臓病の薬を渡し、3年後に人造人間がやってくることを告げ、トランクスは未来へと帰っていく。

悟空たち戦士たちは、人造人間の襲来に備えてそれぞれ修行を行うのであった…。

あらすじ補足
悟空は、自分が心臓病で死んでしまうことより、トランクスがベジータとブルマの息子であることに驚いていましたね。

 

人造人間19号・20号襲来

3年後、トランクスの言葉通り人造人間が街を破壊し始める。現れた人造人間は、19号と20号。悟空は人造人間19号と戦い始める。

しかし、悟空の様子がおかしい。超サイヤ人に変身して戦う悟空だったが、フリーザ戦でのキレがない。心臓病の症状が遅れてやってきたのだった。ピンチの悟空を救ったのは、超サイヤ人に覚醒したベジータであった。

ベジータは、人造人間19号を破壊。勝ち目がないと悟った人造人間20号は研究所に逃げ帰る。

あらすじ補足
人造人間たちは気がないため、簡単に逃げ切られてしまいます。ちなみに、人造人間20号の正体はドクター・ゲロ。自分自身を改造して人造人間になったようです。

 

人造人間16号・17号・18号起動

研究所に帰ってきた20号は、17号と18号を起動。しかし、ドクター・ゲロを恨む17号と18号は、20号を破壊。さらに、「動かすな」と言われていた16号を研究所から持ち去り起動。

彼らは、悟空を殺すことを目的として動き始めます。ベジータ、ピッコロ、天津飯は人造人間を破壊しようとしますが、全員やられてしまいます。

あらすじ補足
ちなみに、この時クリリンは17号にキスをされます。クリリンが17号に好意を持つきっかけとなる出来事でした。

 

セル登場

悟飯とトランクスは、古ぼけたタイムマシンを発見。そのタイムマシンは、何故かトランクスが持ってきたタイムマシンと全く同じものだった。タイムマシンの周辺には、大きな生物の抜け殻が残されていた…。

その生物の正体は、セル。ドクターゲロのコンピューターが、ゲロの死後も動き続けていて完成させた人造人間である。セルは、未来のトランクスを殺し、タイムマシンを奪って現代にやってきたという。

セルの目的は、完全体になること。完全体になるためには、人造人間17号と18号を吸収する必要があった。しかし、未来では17号と18号は破壊されていたのだ…(後にトランクスが破壊したと判明)。

そこで、17号と18号が存在する現代にやってきたのだ。

あらすじ補足
タイムマシンの登場するセル編は、ちょっと難解ですよね。セル編では、時間軸の違う平行世界が3つ登場します。ざっとまとめると以下の通り。

 

  • 悟空の生きている世界
  • 悟空が死んだ世界(トランクスは生きている)
  • 悟空が死んだ世界(トランクスはセルに殺される)

 

セルが完全体となる

セルが17号を吸収。第2形態へと変化。精神と時の部屋で修業したベジータが第2形態となったセルをボコボコにするが、調子に乗ったベジータはセルを完全体にしようとする。

そして、セルは18号を吸収。ついに完全体となる。完全体セルは、ベジータとトランクスを圧倒。後日、世界の命運をかけたセルゲームを開催することをトランクスに告げて去っていく。

あらすじ補足
セル編では、多くの戦士がパワーアップしてセルと戦います。ピッコロは神と同化してパワーアップ。第1形態のセルを圧倒。

 

ベジータ、トランクス、悟空、悟飯たちは精神と時の部屋で修行を行いました。この修行によって、ベジータは超ベジータに。悟飯は超サイヤ人に覚醒することになりました。

 

セルゲーム開始

ついにセルゲームが開催。初めにセルと戦うのは、悟空。セルと互角の戦いを見せるが、途中で試合放棄。悟飯に戦いを譲ってしまう。悟空は、セルに勝つためには悟飯の秘められた潜在能力にかけるしかないと考えたのだ。

セルは、悟飯の秘められた力に興味を持つ。悟飯を怒らせるため、セルジュニアを使って悟空たちを痛めつける。そして、人造人間16号を悟飯の目の前で破壊。

これをきっかけに、悟飯が超サイヤ人2に覚醒。セルとの戦いを優位に進める。追い詰められたセルは、自爆攻撃をしかける。悟空は自爆寸前のセルと一緒に界王星に瞬間移動。

悟空は、そこでセルの自爆に巻き込まれて死んでしまう。しかし、再生能力を持つセルは復活。サイヤ人の特性によって、さらにパワーアップした姿で悟飯の前に現れる。

あらすじ補足
セルの自爆によって、界王様。バブルスが巻き添えをくらって死んでしまいます。セル編一番の悲劇ですよね。また、復活したセルによってトランクスは殺されてしまいます。

 

セル完全消滅

復活したセルの攻撃で腕を負傷する悟飯。苦戦を強いられる。セルとのかめはめ波合戦に競り負けそうになる。しかし、あの世に行った悟空の励ましにより力を解放。

セルを完全に破壊することに成功する。セルゲーム後、ドラゴンボールによってトランクスや殺された人々を復活。悟飯たちは、それぞれ帰路についた。

未来に帰っていくトランクスを見送って、「ドラゴンボール」セル編は幕を閉じるのだった。

あらすじ補足
個人的にセル編で印象に残っているのは、悟空の死を聞いたチチの表情。言葉もなく目に涙をためたチチの顔が印象的でした。

 

未来に帰ったトランクスもセルを撃破

タイムマシンで未来に帰ったトランクス。精神と時の部屋で修業したおかげもあって、人造人間17号、18号を破壊することができた。それからしばらくして、タイムマシンを奪おうとしていたセルも破壊。

トランクスによって、未来の世界は守られたのだった。

あらすじ補足
セル編は、トランクスの登場に始まります。そして、トランクスがセルを撃破して終わります。こうしてみると、セル編の主人公は悟空でも悟飯でもなく、トランクスなんじゃないかと思えてきますね。

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セル編の感想まとめ

ネットの感想

Twitterに投稿された「ドラゴンボール」セル編の感想・評判をいくつかピックアップしました。主に3つの感想が多く投稿されているようでした。

  • セル編はつまらない。フリーザ編がピーク。
  • セル編は戦犯が多いからつまらない。
  • 悟飯がとにかくかっこいい。

意外にも「つまらない」という声が多いんですよね。伏線を完全に回収して綺麗に終わったフリーザ編と比べて、セル編は蛇足だと考える人は少なくないようです。

ただ、セル編で超サイヤ人2に覚醒した悟飯のカッコよさを絶賛する声はそれ以上に投稿されています。個人的にも、超サイヤ人2の悟飯がドラゴンボールキャラの中で一番かっこいいと思っています。

「ストーリーはつまらない」と酷評されがちなセル編。ですが、悟飯が超サイヤ人2に覚醒して親子かめはめ波でセルを撃破する盛り上がりに関しては、多くの人が高評価しています。

 

セル編がつまらない?【戦犯が多すぎる問題】

「セル編がつまらない」と言われてしまう一つの理由は、「戦犯が多すぎる」から。

セル編では、「適切に対処していれば、悟空は死なずに済んだし、楽にセルを倒すことができていたのでは…?」と何度も思わされるシーンがいくつも登場します。そんなセル編の主な戦犯は、以下の5人。

  • ベジータ
  • クリリン
  • 悟飯
  • 悟空
  • セル
■ベジータ
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セルの完全体と戦ってみたいという興味から、セルを手助けしました。その結果、セルは完全体となり、ベジータはボコボコにされます。ベジータさえちゃんとしていれば、セルは第2形態で倒せていました。

■クリリン
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ブルマの作った人造人間強制停止スイッチを自分で破壊。これが無ければセルは完全体になることはなく、ベジータかトランクスが倒していました。

■悟飯
===============
超サイヤ人2に覚醒したことで調子に乗り、セルを自爆に追い込みます。その結果、悟空が死んでしまいます。

■悟空
===============
「人造人間と戦いたいから」という理由で、人造人間の起動を放置します。トランクスに人造人間の存在を教えてもらった時点で、起動前の人造人間を破壊していれば、町が破壊されることはなかったし、セルも完全体になることはありませんでした。

■セル
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悟飯の秘められた力に興味を持ち、わざと覚醒させるように仕向けます。その結果、完全に消滅させられてしまいます。自業自得の結果です。

このように、「ドラゴンボール」セル編では戦犯が多すぎるんです。悟飯をはじめ、悟空、ベジータが調子に乗ったことで事態はどんどん悪化していきます。結果的に悟飯がセルを倒しますが、なんだかモヤモヤします。

そんなセルもまた戦犯。悟飯の力を侮ったために消滅することになります。セルがその気になれば、完全体となった時点で勝利できていました。

戦犯だらけのセル編。ネットで「ストーリーがつまらない」と酷評する声が出てくるのも納得できます。

ただ、セル編が無ければ、超サイヤ人2の悟飯の活躍はなかったし、魔人ブウ編も誕生しなかったし、「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール超」へとつながっていなかったはずです。

そう考えると、セル編の功績は間違いなく大きいものだといえます。

管理人の一言
ストーリーは穴だらけでつまらないかもしれません。ですが、個人的な満足度は高いんですよね。多少ストーリーに穴があっても、それを補うほどのかっこよさがセル編にはあるからです。

 

私がドラゴンボールに求めているのは、「ストーリーの緻密さ」ではなく、「かっこよさ」なんだと思います。だから、私はセル編をものすごく楽しめましたし、好きなストーリーでもあります。

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