コナン映画のワーストランキングを作りました。個人的に「つまらない…」と感じたことをそのまま書いてみました。
映画名探偵コナンは1997年に『時計じかけの摩天楼』が公開されて以降、2019年まで全22作品が公開されました。2018年の『ゼロの執行人』では「アムロを100億の男にしよう」というコナンファンが多く鑑賞し、見事興行収入1位を達成し、安室透が100億の男になり、話題となりました。
これだけ話題の多い映画コナンですが、残念ながら『面白くない』という意見がある映画も多数あります。なぜワーストに選ばれてしまったのか、ユーザーの意見を紐解き、またランキング形式として紹介します。
コナン映画 ワーストランキングTOP5
第5位
引用元:Amazon
まずコナン映画ワーストランキング第5位は、「絶海の探偵(プライベート・アイ)」です。2013年に公開された17作目の映画なのですが、どうも社会派な話と、犯人の動機がショボすぎてしまったという声があるようです。
つまらないポイント①
イージス艦をリアルに描くことはあったが、どうも社会派の作風が出てしまい現実あり得ない部分が出てしまっているような感じがしてならないという声が上がりました。この映画は実際に自衛隊の協力のもと製作されていますから、自衛隊の意見も取り入れたのではないでしょうか。
つまらないポイント②
普段映画、アニメ、原作では泣かないという主人公『江戸川コナン』が泣いてしまうというキャラ崩壊というのがあるようです。毛利小五郎探偵にげんこつを食らって涙目になる場面がありますが、どうやらこの作品では本当に蘭のことを思ってしまい、泣いてしまったようです。
つまらないポイント③
犯人の動機がつまらないという意見がありました。犯人の動機といえば同じミステリー漫画である『金田一少年の事件簿』で例えると、暗い過去を背負った犯人が被害者の復讐で殺意に至るというのがあります。
この映画では、過去に起きた事故を隠蔽するために殺害をしたという理由で、殺人事件を犯しています。名探偵コナンは、トリック作りに重点を置いているのでこういった犯人の動機については軽く触れられるだけになってしまいがちです。
そのため、犯人の動機を『金田一少年』のように深掘りしてほしいという意見があったのでしょう。
第4位
引用元:Amazon
コナン映画ワーストランキング第4位は、「銀翼の奇術師(マジシャン)」。この映画はテレビシリーズと劇場版の監督を長く務めたこだま兼嗣さんから、山本泰一郎さんに交代した最初の作品です。作風が変化してしまった影響で、低評価の意見が多くありました。
しかも機長と副操縦士が意識不明の状態になってしまった。果たして飛行機は無事に着陸できるのか。そして樹里を殺した犯人は?
つまらないポイント①
事件の内容について、飛行機で起きるパニック映画を想像していたのかもしれませんが、実際は事件の動機も内容もインパクトが少なくて、面白さが今ひとつという感じという意見が多かったようです。
つまらないポイント②
フィクションとはいえ、飛行機を不時着した会社がどうなるのかという意見がありました。架空の設定といえども、こういったあり得ないような意見も受け取られてしまいました。
映画終了後『フィクションである』と表示されますが、現実とフィクションの区別ができないという部分があるのかもしれません。
つまらないポイント③
蘭と園子が操縦室に入って飛行機を操縦させるという行為が、無茶苦茶すぎるという点です。飛行機のパイロットというのは、10年以上かかると言われております。飛行機の計器もどれをさわればいいのかわからないので、女子高生には難しすぎるという意見がありました。
いわゆる、あり得ない部分をアニメにするのがコナンを始めとした作品には多いので、そこは大きな目に見てほしいと思います。
第3位
引用元:Amazon
コナン映画ワーストランキング第3位は、「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」です。蘭と園子をメインとした劇場版11作目なのですが、どうやら作品の展開がルパン三世そっくりだと言われているようです。
また、コナンファンからも紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)はとてもつまらないという意見が多くあるという作品です。
つまらないポイント①
ミステリー感が少ないというのが多くありました。今回この脚本を担当したのは、アニメシリーズ第1話を担当した柏原寛司さんが執筆されたものですが、この映画は蘭と園子をメインとした映画づくりをしていると発言していますので、ミステリーとしては評価が低かったということとなります。
つまらないポイント②
どちらかというと『ルパン三世』みたいな要素が強かったという意見です。のちにコナンと共演するルパン三世ですが、柏原さんはルパン三世のTVスペシャルの脚本も執筆されています。
どちらかといえばルパンと不二子などのメンバーでこういった事件を展開して欲しかったという意見があるのかもしれません。アクションシーンが多くあれば、かなりルパン三世を意識したかもしれないです。
つまらないポイント③
スケールが今までのコナン映画に比べて小さすぎるという意見がありました。コナン映画では爆弾を仕掛けるのがお約束だったのに、緊張感が伝わってこないという意見がありました。
爆弾を仕掛けて島を吹っ飛ばせるという行為はあるかもしませんが、蘭と園子の友情を描くことに専念したため、スケールが低くなってしまうのは仕方ないのではと思います。
第2位
引用元:Amazon
コナン映画ワーストランキング第2位は、「業火の向日葵」です。怪盗キッドが登場しキッドファンの方はとても好評だったという作品でしたが、つまらなかったという意見もあったようです。その理由は一体なぜなのでしょうか。
しかしそこに怪盗キッドの予告状が。そしてひまわりを巡って、次郎吉が選んだ「7人のサムライ」の中に裏切り者がいることがコナンの推理によって判明します。果たして裏切り者は誰なのか。そしてひまわりの行方はどうなるのか。
つまらないポイント①
怪盗キッドが『ビッグジュエル』と呼ばれている宝石を狙うのではなく、善意としてコッホのひまわりの贋作を守ったのがつまらないという声がありました。怪盗キッドといえば、素敵なマジックを使って、鮮やかに宝石や絵画を盗むのがコナン世界での定番です。
しかし、今回のキッドの行為が「キッドらしくない」という意見が上がっており、この評価に繋がってしまったのかもしれません。
つまらないポイント②
本当の映画の尺は3時間以上あったのに、実際の制作時には1時間削られてしまい、話がわからなくなってしまった点も、つまらないポイントとしてあげられているようです。映画ではどうしても尺を削らなくてはならない部分も出てきますから、これは仕方ないのでしょう。
つまらないポイント③
この映画の監督を担当した静野孔文さんの意向で、アクションシーンが多くなってしまったという点です。コナンといえばラブコメ要素が多いミステリー作品として多くのファンに支持されていますが、アクションシーンを多くしてしまった分、蘭達のラブ要素が少ないと感じてしまったのでしょう。
製作者の意向で、削る部分を削り映画として発表するというの難しいところですが、尺を考えるとつまらなくなってしまったのは、こういった背景があるのかもしれません。
第1位
引用元:Amazon
コナン映画ワーストランキング第1位は、「11番目のストライカー」です。サッカースタジアムで起きる事件をコナンが解決していくというストーリーなのですが、どうしてワーストな評価を得てしまったのかを調べてみました。
つまらないポイント①
つまらないポイントとして、低評価があったのはサッカー選手の声優起用です。声が棒読みで見るのが耐えられないという意見が多かったようです。プロのサッカー選手の方は、声優・俳優の勉強をしていないので、棒読みになるのは仕方ない事だと思います。
つまらないポイント②
犯人がなぜ一つのスタジアムに大量の爆弾を持ってくる事が出来たのかが不思議であるというのが、ストーリー上つまらないと言われているようです。
仮に犯人が爆発物を持ってくる場合、だいたい1つぐらいと考えてもいいでしょう。現実ではあり得ないことをコナン映画でやってしまうというところが、低評価につながってしまったのかもしれません。
つまらないポイント③
ツッコミ要素が満載で、普段の名探偵コナンよりぶっ飛んでいるという声があがっていました。映画では当たり前の行為ではあっても、この映画では犯人の動機や、毛利小五郎探偵や出演しているサッカー選手が、物語に関わらないというのがありました。
『11人目のストライカー』の評価が低くなってしまったのは、サッカー選手が事件に関わらずにゲスト出演として終わってしまっただけでなく、声優としての評価、ストーリーがめちゃくちゃになってしまったという事でしょう。
まとめ
名探偵コナンの映画の中でワーストランキングをまとめてきました。個人的な見解が多いので異論、反論あると思います。コナン映画に限らず映画は見る人によって、面白いかつまらないかという判断をします。今回のランキングはあくまで参考程度にとどめておいてください。
そして、今回紹介したワーストランキングは見ることによって、面白い作品だったという場合もありますので、ぜひ自分の目で確かめて評価するようにしましょう。