1995年に制作された少年サンデーで名探偵コナンのパイロットCMが製作され演じて以降、長年コナンのヒロイン毛利蘭役を演じている山崎和佳奈さん。
毛利蘭がきっかけとなり、一躍その名が広がり、コナン以外にも数多くの作品にご出演されています。そこで、山崎さんのプロフィールを紐解いていき、蘭を演じるにあたっての心がけを調べてみましょう。
名探偵コナン 毛利蘭の声優は山崎和佳奈
山崎 和佳奈(やまざき わかな)
■生年月日
1965年3月21日
■出身
神奈川県横浜市
■血液型
A型
■事務所
青二プロダクション
■主な作品
「名探偵コナン(毛利蘭)」
「スーパービックリマン(アムル)」
「GS美神(マリア)」
「ひみつのアッコちゃん(加賀美あつこ)」
「ママレード・ボーイ(秋月茗子)」
山崎さんは神奈川県出身の声優、ナレーターで声の仕事をされています。毛利蘭以外にもTBSで放送されている『サンデー・ジャポン』や『有吉ジャポン』等のバラエティー番組にもご出演されています。もちろん舞台俳優としても活躍を続けており、所属する事務所が企画した舞台にも多数ご出演されております。
大学卒業後、役者としての道を志して、現在の所属事務所が運営する声優の養成所に入所し、1990年「かりあげクン」の端役として声優活動をスタート。以後、東映動画(現:東映アニメーション)が製作した、『スーパービックリマン』『GS美神』『ママレード・ボーイ』で、ヒロイン端役問わず数多くの作品に出演されております。
デビュー作は?
1990年植田まさしさん原作の4コマ漫画『かりあげクン』にて端役として、声優活動をスタートしましたが、実際は1991年に放送された『緊急発進セイバーキッズ』の天神林ラン役が公式的なデビュー作とされております。
緊急発進セイバーキッズは、ルパン三世を手がけたモンキー・パンチさん原作のSF漫画作品であり、山崎さんはヒロインの天神林ラン役として出演されました。名前がラン、そして公式設定では空手が得意という、のちに演じる毛利蘭と性格がほぼ似ていますね。
代表作は?
名探偵コナンの毛利蘭以外にも数多くのアニメにご出演されております。
藤子・F・不二雄さん原作漫画『キテレツ大百科』では、大衆演劇の女優として活躍し、のちにキテレツ達の親友となる雪野五月役を。また、赤塚不二夫さん原作の少女漫画『ひみつのアッコちゃん』では、3代目アッコ役としてご出演されました。
もちろん、東映アニメーション製作のアニメーション作品にも数多く出演されており、『デジモンアドベンチャー02』ではアルケニモン役。尾田栄一郎さん原作の『ONE PIECE』では、ノジコ役をはじめ、岡村明美さんが演じているナミの代役をも務めています。
現在は名探偵コナンの毛利蘭役としての活動を主としており、名探偵コナンのパロディ作品で、毛利蘭をもじった毛蘭役など多数のアニメ作品にご出演されています。
毛利蘭と一体化するために・・・
山崎さんは『名探偵コナン』のアニメが1996年に放送開始以来、ヒロインの毛利蘭役を演じ続けています。山崎さんは少しでも蘭に近づけたいという考えから、殺陣を習うようになりました。
殺陣を習うようになったおかげからか、劇場版で、犯人と一対一で対決するシーンでは、声の上げ方や叫び方を、刀のふるい、勢いを思い出して演じるようにしたそうです。『異次元の狙撃手(スナイパー)』収録の際にも、殺陣が役に立ったとラジオ番組で語っておられます。
文武両断の蘭以外にも山崎さんの演技はすごい
この記事を見ている皆さんは山崎さんがどうしても毛利蘭の役を印象深いということが浮かんでくるかもしれません。
しかし、山崎さんは蘭以外にも多彩な役を演じていると私は思っております。例えば、デジモンアドベンチャー02のアルケニモンは主人公達と対立する悪のデジモンです。実際に出演シーンを見てみると蘭とのギャップが凄すぎると感じることでしょう。
続いて、キテレツ大百科の雪野五月。彼女は、ブタゴリラの怪力を投げ飛ばすほどの力を持っており、さらには大衆演劇の看板役者としても活躍しています。女の子は強いという印象を受けるキャラクターですね。
そして、ひみつのアッコちゃんの三代目アッコちゃん。これまでに太田淑子さん、堀江美知子さんが演じてきたアッコちゃんをどう演じているのか。違うキャラクターに変身しているアッコちゃんの演技を見ると、はっちゃけて楽しく演じている姿が見られます。こうした多彩な演技力が、山崎さんの評価が高い要因の一つなのかもしれません。
毛利蘭声優の評価は?【ネットの感想まとめ】
声変わった?交代してる?
おっちゃんは神谷明が賃上げ要求して結果降板になって声優交代したから変わってるけど蘭は単純に中の人が歳を取って声質が変わったんだろう
— きってぃ (@HD_KTY) 2018年4月8日
山崎さんは放送開始からずっと毛利蘭役を演じております。物語開始当初から、多少自分なりの演技を掴むようにして、新一がコナンになって半年という世界観を守りながら、演じています。他の出演者もコナンの設定を大事にしているので、山崎さんがすごいというわけではないようです。ただ、多少なりとも声の変化を感じているとも思っています。江戸川コナン役の高山みなみさんも声が低くなった感があると私は思います。
演技力がすごい
コナン見てて出るたび毎回すごいなーと感心するのは子供の頃の蘭が出たときの山崎和佳奈さんの演技 新一(コナン)と違い幼少期も同一の声優さんが演じてるわけですが、ちゃんと高校生のときと幼少期で違いがわかるのがすごい
— べぎ@五等分の呪術 (@begirama_5ju) 2019年1月4日
最近の名探偵コナンは、蘭や新一、園子など幼稚園時代、小学校時代の思い出話をアニメにするシーンが多くなっているようです。演じる声優さんの人たちは、子供達の行動を観察しながら演じているので、山崎さんだけがすごいというわけではないのです。声優さんはプロとして活躍されているので、人物観察をしてから演技を行うということをしているのです。もし、皆さんが声優を目指して講師の方が、『人物観察はしたら演技の幅が広がる。』とか言われたりしませんか?声優は俳優の一業に過ぎません。声優としてすごいのではなく、俳優としてすごいという目で今後はアニメや吹き替えを楽しんでほしいです。
ドラゴンボールにも出演してた
今日の超の第六宇宙のモンナだっけ??山崎和佳奈さんのお声だったね☺️💕
珍しく?口の悪い役というかああいうキャラで新鮮だったなあ😊— ぴよ (@hij_vgt) 2017年10月22日
ドラゴンボール超に出てくる架空の宇宙である『第4宇宙』。すこしぽっちゃりした女性戦士のモンナを山崎さんが演じられております。やはり毛利蘭と違って口調が強いキャラクターを演じられるのも、山崎さんが得意としているジャンルです。山崎さんは数多くの少年漫画に登場するヒロインや女性キャラクターを難なくこなしていますので、こういった評価も出てきたのでしょう。
まとめ
名探偵コナンの毛利蘭を長年務めている山崎和佳奈さんは、蘭以外にも幅広い演技が出来るという事が彼女の凄みかもしれません。今後山崎さんは新作の劇場版コナンをはじめとして、毛利蘭役はもちろんのこと、他の作品にもゲスト出演される予定です。山崎和佳奈さんの今後の活躍に期待しましょう。