しょくぱんまんの乗る白いトラック・「しょくぱんまん号」。このトラックについて、豆知識をまとめてみました。
個人的に一番興味を持った豆知識は、ドキンちゃんがしょくぱんまん号に〇〇しているというもの。
目次
しょくぱんまんの車・トラック「しょくぱんまん号」の豆知識集
引用元:Twitter
しょくぱんまんが学校に食パンを届けるために運転している白いトラック「しょくぱんまん号」。運転席と荷室部分が一体型になっており、いわゆるデリバリーパンの形状をしています。
側面には、しょくぱんまんのトレードマーク「S」が赤く描かれています。以下では、このトラックの豆知識をまとめて紹介していこうと思います。
ドキンちゃんがこっそりステッカー貼っている
引用元:Amazon
しょくぱんまんにメロメロなドキンちゃん。彼女は、しょくぱんまんが好きすぎて、しょくぱんまん号の車体の裏に自身のステッカーをこっそり貼っています。可愛いですよね(笑)。
現在の車は、2代目しょくぱんまん号
引用元:NAVERまとめ
現在しょくぱんまんが乗っている白いトラック「しょくぱんまん号」は、実は二代目です。初代しょくぱんまん号は、白いカラーリングではなく、食パンのような小麦色でした。
初代しょくぱんまん号は、しょくぱんトラックと呼ばれていました。現在のしょくぱんまん号のようなギミックはなく、食パンを届けるためだけのただのトラックでした。
第100話「新しいしょくぱんまん号誕生」で、ばいきんまんにしょくぱんトラックを破壊されたことがきっかけで、現在のしょくぱんまん号が誕生したようです。
しょくぱんまん号の役割
しょくぱんまんの乗る車・「しょくぱんまん号」。彼はなぜこのトラックを運転しているのか。しょくぱんまん号の役割は二つあります。
①「戦闘補助」
一つ目の役割が、「戦闘補助」。ばいきんまんの襲撃に備えて戦闘に役立つ機能が搭載されています。ちょっと物騒ですね(笑)。
例えば、バンパーを伸ばして攻撃する「しょくバンパー」。バンパーを使ってばいきんまんをひるませることができます。その他にも、緊急加速用のロケット、ジャンプ機能、水上・水中を進むためのスクリュー、壁に張り付くための吸盤など、多くの機能を搭載しています。
全ては、ばいきんまんの襲撃に備えるためです。初代のしょくぱんトラックには無かった機能ですね。もう壊されることがないように、様々な機能を搭載して強化していたようです。
②「パンの配達」
もう一つの役割が「パンの配達」。こちらが主な役割だといえますね。しょくぱんまんは、学校などに食パンを届けることを仕事としています。しょくぱんまんは、このトラックを使って食パンの配達しているんですね。
パンの配達中にばいきんまんに襲われることもあるので、しょくぱんまん号には戦闘機能が搭載されています。また、誰かがばいきんまんに襲われている時には、しょくぱんまんはこのトラックに乗って駆け付けることもあります。
トラックの中にはパンが入っている
しょくぱんまん号の中には何が入っているのか、この疑問に対しては公式が回答しています。以下、公式の回答をそのまま掲載します。
Q.しょくぱんまん号の中に、何がありますか?
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カバオくんやチビぞうくんたちが通っている学校の給食の食パンが入っていて、しょくぱんまんが毎日しょくぱんまん号で届けています。引用元:アンパンマンポータル
しょくぱんまん号の中には給食のパンが入っています。食パンを学校に届けるのが、しょくぱんまんの仕事です。
ちなみに、しょくぱんまんが配るパンは自分で焼いているようです。食パンを作っているのは、ジャムおじさんのパン工場ではありません。しょくぱんまんが生まれたというトースター山の近くにしょくぱんまん独自のパン工場があり、そこで食パンを作っているようです。
ただ、これまでアニメで登場したことはありません。そのため、幻のパン工場だといわれています。今後登場する機会があるのかどうかは不明です。
作者のやなせたかし氏は、著書「アンパンマン研究」の中で「どこで食パンを作っているのですか?」という質問に対して、以下のようにコメントされています。
Q.しょくぱんまんは、どこに住んでいますか?また、どこで食パンを作っているのですか?
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トースター山の近くですが、誰も見たことがありません。幻のパン工場です。引用元:「アンパンマン研究」より
仕事をしていたり、独自にパン工場を持っていたり、一人で生まれたり…。しょくぱんまんは、色々と自立していますね。
しょくぱんまんがトラックで食パンを配る理由
アンパンマンは自身のマントで飛んで困ってる人を見つけ、顔を食べさせています。一方、しょくぱんまんは車に乗って食パンを配っています。
しょくぱんまんも飛べるのにも関わらず、なぜ車を使っているのでしょうか。考えられる理由は、「自分の顔を与えたくないから」。以下は私個人の推測です。
しょくぱんまんは気取った性格なので、自分の顔をちぎってわたすようなことはしません(※初期絵本にはその描写あり)。自分の顔を渡す代わりに、食パンを配っているんです。
大量の食パンを届けるために、車・トラックが必要になったんですね。車を使う根底の理由には、しょくぱんまんの気取った性格が関係しているのではないかと思っています。
食パンを配る意味
そもそも、なぜしょくぱんまんは食パンを配るのか。しょくぱんまんは、白いトラック(しょくぱんまん号)に乗って学校に食パンを毎日届けています。ですが、アンパンマンワールドにはお金の概念はありません。
そのため、しょくぱんまんは無償で食パンを作って届けているということになります。しかも毎日。現実世界ではありえない状態ですよね。
しょくぱんまんは、なぜ食パンを配り続けるのか。その理由は、「お腹を空かした人に食パンを届ける」以上でも以下でもありません。それこそしょくぱんまんの存在意義なんです。
アンパンマンの作品のテーマは「自己犠牲」です。アンパンマンはひもじい思いをする人のために自分の顔をちぎって食べさせてあげています。彼もまた、その対価はもらっていません。「自己犠牲」は物語の根底に流れるテーマです。
アニメのオープニングテーマ「アンパンマンのマーチ」の歌詞の中でも、「みんなの夢を守るため」とはいう部分はあっても「自分の夢を叶えるため」という歌詞はありません。
話が少しそれましたが、しょくぱんまんの存在意義は「みんなのために食パンを食べてもらうこと」なんです。食パンを配ることが、彼の存在意義そのものなんですね。
しょくぱんまんの歌の歌詞にも通じる
毎日ぼくはとんでいく
みんなに食パンくばるため
(中略)
ひもじい子供いませんか
しょくぱんまんがきましたよ
誰でも知ってるしょくぱんまん
おなかをすかした人のため
とおくの空までぼくは飛ぶ
上記は、しょくぱんまんのテーマソング「おなじみしょくぱんまん」の歌詞の一部です。ここにも、しょくぱんまんが食パンを配る意義のようなものが描かれていますね。
「おなかをすかした人のため とおくの空までぼくは飛ぶ」という歌詞は、まさにその部分だといえます。
パン戦士の中で唯一乗り物に乗れる【免許は必要ない?】
アンパンマンの世界には、しょくぱんまん号をはじめ、アンパンマン号、汽車など多くの乗り物があります。気になるのは、それらの乗り物を運転するのに免許がいるのか、という疑問です。
絵本、アニメ含めて、私の知る限りアンパンマンの世界で免許が登場したことはありません。車を運転する運転免許もなく、パン屋を経営するのに調理師免許も出てきません。
アンパンマンの世界では、免許という概念がないのかもしれませんね。何をするにも自由。誰の許可も必要ない、免許のない自由な世界なのでしょう。実際、ただの犬であるチーズがアンパンマン号を運転したりしていますしね。
しょくぱんまんもまた、無免許でトラックを運転しているのでしょう。
アンパンマンにはアンパンマン号がありますが、運転するのはジャムおじさんかチーズです。カレーパンマンにもカレーパンマン号というのが存在しますが、ほとんど登場していません。
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