『名探偵コナン』で西の高校生探偵という異名を持ち、コナンの良き理解者でもある服部平次を演じていらっしゃるのは、堀川りょうさんです。
堀川さんは平次以外にも、『ドラゴンボールシリーズ』のベジータ役でもおなじみの声優さんです。堀川さんのプロフィールをまとめると共に、エピソードを紹介してまいります。
名探偵コナン 服部平次の声優は堀川りょう
堀川 りょう（ほりかわ りょう）
■生年月日
1958年2月1日
■出身
大阪府
■血液型
O型
■事務所
アズリードカンパニー（代表）
■主な作品
「夢戦士ウイングマン（広野健太）」
「ドラゴンボールシリーズ（ベジータ）」
「ＧＳ美神（横島忠夫）」
「剣勇伝説YAIBA（鬼丸猛）」
「雨色ココア（天見浩司）」
子役から芸能活動を始めていて、この頃は声優という仕事は意識していなかった堀川さん。それでも演じるという事は好きだったようで、児童劇団に所属していた時は、様々なドラマや舞台に出演されていました。
変声期を迎え学業に専念にし、大学中退後、数多くの劇団に所属しながら舞台俳優として活躍。声優としてのデビューはなんと２６歳になってから。それ以降は、声優としての活動を主として、現在は声優養成所も運営し後進の育成に力を入れています。
ベジータでも有名
堀川さんといえば『ドラゴンボールシリーズ』で主人公孫悟空のライバルでもある、ベジータ役でも有名です。堀川さんはベジータを演じるにあたって、『まさかこんなに息の続くキャラクターを演じるとは思わなかった。』とも語っています。
またベジータはサイヤ星の生き残りであり、惑星ベジータの王子でもあります。王子としての自尊心、またエリート意識が非常に強いので、堀川さんは『常に自分と戦っている。そのバランスを崩さないようにカカロット（孫悟空）とのライバル意識を持ち、演じている。』と心がけているようです。
デビュー作は？
子役としてデビューし、数々のドラマや舞台に出演した堀川さん。声優としてデビューしたのは、1984年にテレビ朝日系列で放送された『夢戦士ウイングマン』の主人公、広野健太役でした。『夢戦士ウイングマン』は桂正和さん原作の漫画からのアニメ化。
おちこぼれの高校生で正義の味方に憧れる主人公健太が、ウイングマンに変身し様々な悪の刺客と戦っていくというストーリーです。
代表作は？
ベジータや平次以外にも、堀川さんは数多くのアニメ作品にご出演されています。1991年からOVAとして展開された『機動戦士ガンダム００８３STARDUST MEMORY』では、主人公コウ・ウラキ役を熱演。ガンダムシリーズという後世に残る作品を演じることができ、とても誇りに思えたとも語っています。
コナンと平次はライバル関係？
堀川さんはコナン役の高山みなみさんと数多くの作品で、ライバル関係として共演していらっしゃいます。
1990年から放送された江川達也さん原作のアニメ『まじかる☆タルるートくん』で、高山さんは主人公タルるートを呼びたした小学生、江戸城本丸役として出演。一方の堀川さんは財閥の御曹司、原子力（はらこつとむ）役で出演されました。本丸と原子とは、特にスポーツ対決で対戦することが多く、原作でもアニメでも多く描かれています。
また、『名探偵コナン』の原作者青山剛昌先生の作品、『剣勇伝説YAIBA』でも、高山さんは主人公鉄刃（くろがねやいば）役として。堀川さんは刃のライバル鬼丸猛役として出演されています。刃と鬼丸は『名探偵コナン』OVA第１作にもゲスト出演されていますので、ぜひご覧になってはいかがでしょう。
実は英語はペラペラ喋れる！
堀川さんは実用英語技能検定準１級を取得しており、英語がペラペラ。その能力はアニメでも生かされており、名探偵コナンでは第278話『西の名探偵ＶＳ英語教師（後編）』で披露。他にも1990年に放送された『キャッ党忍伝てやんでえ』で、秘密忍者隊ヤンキーのリーダーマイケル役として英語を披露する場面があります。
印象に残ったタイトル
堀川さんが演じる横島忠夫は主人公美神玲子の助手役。今まで、シリアスなキャラクターの役を演じていた堀川さんにとって、この横島忠夫という役はコメディリリーフ的な役で、アドリブも言えず自分の役柄に困っていた時に、オファーをいただいた役だそうです。その役は見事にはまり、主人公を演じた故、鶴ひろみさんをはじめ多くのアドリブが得意な声優さんとも共演し、アドリブで演じる楽しさを思い出させた作品であると語っておられます。
悪役というのはものすごく印象に残るもので、このブロスもインパクトがありました。このアニメはおじゃる丸の監督を長年務めている大地丙太郎さんの初監督作品であり、おじゃる丸のほんわかした展開ではなく、シリアスでハードな展開となっています。
服部平次声優の評価は？【ネットの感想まとめ】
関西弁に違和感
服部平次の声をやってる声優って関西人なんかな？なんか違和感ありありなんやけど:( ;´꒳`;):
— mitsu (@mitsu390) 2018年4月20日
大阪出身の堀川さんは、子役時代から標準語を使っていたので、関西弁のイントネーションに違和感を感じてしまうのは仕方ないかもしれません。
ちなみに名探偵コナンで堀川さんは第6話『バレンタインデー殺人事件』にて被害者の皆川克彦役として出演されました。その時も堀川さんは標準語で皆川を演じています。
〇〇と同じだって!？
キャプテンファルコンと服部平次が同じ声優さん、ホンマか工藤 pic.twitter.com/iZQgBUypwF
— でんぱんだ📶🐼 (@dendenpaism) 2018年5月20日
堀川さんが演じているキャプテン・ファルコンは任天堂で発売されている『大乱闘スマッシュブラザーズ』で登場するプレイアブルキャラクターです。
キャプテン・ファルコンは『F-ZERO』という任天堂で展開するレースゲームの作品で、ファルコンはその主人公です。ちなみにF-ZEROはアニメ化もされていますが、ファルコン役は別の方が担当されております。
Skypeでテストしたら平次が出る
さっきskypeと格闘してて思い出したけど、skypeに標準装備されてる「テスト通話」は平次の声優さんなので、服部平次不足の時callすると標準語の平次が喋りだすからおすすめだよ。
— 少女E (@E__dur) 2016年7月5日
英語が喋れる堀川さんは、こういったネットでの通話サービスで英語を披露することが多いです。
他にも声優業界にいる人は、英語が得意な方がいらっしゃいます。私の知っている限りではSEGAのゲームキャラクター『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を長年勤めている、金丸淳一さんも英語がペラペラです。ソニックが喋っているシーンをよく見ると、英語が時たま出てきます。声優業界には英語や標準語ではない、なんとか弁を喋れる能力も必要なのかもしれませんね。
コナンファンは、服部平次のファンも多く主人公キャラクター以外でも、数々のキャラクターが大好きと公言するファンもいます。また、堀川さんは今後後進の育成として、声優養成所を運営されているようなので、声優業だけでなく声優の先生として、今後の活躍に期待したいですね。