泣ける短編漫画を厳選して紹介していきます。短い物語なのに、泣けます…。
泣ける短編漫画【14選】
本記事で紹介するのは、「短編集」「全1巻で完結する漫画」です。読者の感想、Amazonリンクも掲載しておきます。ぜひお気に入りの1冊を見つけてみてください。
①母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った
引用元:Amazon
一つ目に紹介する泣ける短編漫画は「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」。
作者の自伝的エッセイ漫画。母親のがん告知、闘病、死後を描いた漫画です。過酷な現実の中で、母親の死と向き合う作者自身が描かれています。ギャグ漫画家として有名な宮川サトシ氏。他作品とは一線を画す内容となっています。
母親を亡くした経験を持つ人も、まだご健在だという人にもぜひ読んで欲しい1冊です。
Amazonレビューでは、5つ星のうち4.8という高評価。レビュー投稿数は74件にも及び、星5つが87%。星4つが11%。さらに、どのレビューも長文で感想を投稿されています。レビュー欄を読むだけで泣けてくるという異常事態に発展しています。
②星守る犬
引用元:Amazon
二つ目に紹介する泣ける短編漫画は「星守る犬」。犬と中年男性の最期の旅が描かれます。
朽ち果てた車の中で発見されたのは、男性と一頭の犬。不可解なのは、死後の経過時間。男性は死後1年。犬は死後3か月。この時間差は一体何を意味するのか…というところから物語は始まります。
個人的には、「死」が前提とされている物語に弱く、あらすじを読んですぐに購入してしまいました。かなり泣けます。男と犬のラストを知ると、今でも涙があふれてきます。
続編にあたる「続・星守る犬」も発売されていますが、本作1冊だけでも完結しています。本作を読んで気に入った方は、続編を購入してみてもいいかもしれません。
③ある日 犬の国から手紙が来て
引用元:Amazon
三つ目に紹介する泣ける短編漫画は「ある日 犬の国から手紙が来て」。続巻の出ている作品ですが、短編集なのでどこから読んでも大丈夫です。
WEBサイト「犬の国 ピタワン」から生まれた実際の物語を漫画化。ちゃおDX掲載時に大反響をうけてコミックス化。さらにはシリーズ化されています。犬好きは泣いてしまうでしょうね。
第1巻には6話の短編が収録されています。
④こども・おとな
引用元:Amazon
四つ目に紹介する泣ける短編漫画は「こども・おとな」。
全6話で完結する短編漫画です。かわいいいタッチから描かれる内容は、どこか懐かしさを感じさせます。懐かしさを感じつつ読み進めていくと、ラストの展開で不意に泣かされることになります。
作者の秀逸なストーリー構成が見事にハマっている作品です。泣きたい人、懐かしさを感じたい人は一読の価値ありです。
⑤ペコロスの母に会いに行く
引用元:Amazon
五つ目に紹介する泣ける短編漫画は「ペコロスの母に会いに行く」。
作者によるエッセイ漫画。認知症となった母親との日常を描いています。クスッと笑えるシーンもあり、切なくなるシーンもあります。読了後は、温かな感動を覚えます。決して暗い内容の漫画ではありません。
筆者の「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。母を見ていてそう思った」という言葉が印象的でした。
⑥式の前日
引用元:Amazon
六つ目に紹介する泣ける短編漫画は「式の前日」。
気鋭の漫画家・穂積のデビュー作。本の紹介文には「デビュー作にして最高傑作」の文字が書かれています。作者に失礼では…?と思いつつも、内容を読んでみると「たしかに」と納得させられてしまいます。
短編とは思えない感動を味わえます。短編漫画好きなら、「式の前日」は持っておいても良いかもしれません。
⑦神様がうそをつく。
引用元:Amazon
七つ目に紹介する泣ける短編漫画は「神様がうそをつく。」。
物語は、主人公の男の子が東京から田舎の学校に転校してくるところから始まります。何気ない日常が描かれるのかと思いきや、物語は思いもよらない展開を迎えます。
青春の懐かしさと、切なさを感じることのできる短編漫画です。主人公が少年だと、なんだかそれだけで切なくなってしまうのは私だけでしょうか。
⑧女の子が死ぬ話
引用元:Amazon
八つ目に紹介する泣ける短編漫画は「女の子が死ぬ話 」。
実写映画化されて話題になった「響」の作者・柳本光晴の描く短編漫画。私はタイトルが気になって購入・読了しました。タイトル通りの物語。予想していた展開だけど、それでもやっぱり泣いてしまいました。
本の紹介文にある「高校に入って、初めて出来た友達は、出会って数ヶ月で死にました――。」という一文が衝撃的です。泣ける感動作ではありますが、重たい話なのでしばらくは読み返そうとは思えません…。
⑨忘れられない
引用元:Amazon
九つ目に紹介する泣ける短編漫画は「忘れられない」。
多くの短編集を出されている谷川史子さんの作品。やはり谷川氏の描く短編は秀逸でどれも泣けます。特に印象に残ったのは、表題作である「忘れられない」。愛し続ける意味を問いかけています…。
⑩手紙
引用元:Amazon
十個目に紹介する泣ける短編漫画は「手紙」。
続いても谷川史子さんの短編集です。多くの作品を執筆されている谷川氏ですが、「泣ける」という視点で選ぶと「手紙」と上述の「忘れられない」の二作品を思い出します。
1人暮らしを始めた素子のもとに、前の住人宛ての手紙が届いて…という表題作の「手紙」。本エピソードをはじめ、計4作品が収録されています。
⑪盆の国
引用元:Amazon
十一個目に紹介する泣ける短編漫画は「盆の国」。
お盆の町を舞台に繰り広げられる物語。お盆がエンドレスで続いていくというSF要素のある作品となっています。不思議なストーリーラインと、切なさの残る盆の国。
最初は絵に惹かれて読み始めましたが、徐々に深まっていくストーリーにも魅了されました。読了後は爽やかな気分に包まれます。
⑫夕凪の街 桜の国
引用元:Amazon
十二個目に紹介する泣ける短編漫画は「夕凪の街 桜の国」。
戦時中のヒロシマを舞台に、一人の女性の日常が描かれています。男性の一言にドキッとしたり、仕事に励んだりとどこにでもいるような女性。そして訪れるあの日…。残酷なほどのリアリティを持って描かれます。泣ける以上に、様々な感情が入り乱れる漫画です。ここまで感情が揺さぶれた漫画はこれまでにありませんでした。
整理できないまま言葉にしてしまいました。乱雑な文すみませんでした。
⑬ドラえもん(最終回収録コミックス)
引用元:Amazon
十三個目に紹介する泣ける短編漫画は「ドラえもん」。盲点でしたが、ドラえもんも1話完結なので、短編といえば短編ですよね。
泣けるエピソードは数多くありますが、特に泣けるのは「さよなら、ドラえもん」。ドラえもんの最終回となるはずだったエピソードです。本エピソードが収録されているのは、てんとう虫コミックス6巻。
アニメで見て知っているという方も、ぜひ手にとって欲しい漫画です。
泣ける漫画【少女漫画編】
泣ける少女漫画を集めてまとめてみました。短編とは違い、長編漫画を含みます。少女漫画で泣きたいという方は、以下の記事をチェックしてみてください。