バイキンマンの初期設定を画像と一緒に紹介していきます。痩せ型で毛が生えた空飛ぶバイキンマン…。今ほどかわいい存在ではなかったようです。
バイキンマン 初期設定まとめ【画像あり】
引用元:アンパンマンポータル
現在のバイキンマンは、ややポッチャリな体型。背中に羽はありますが、あまり空を飛ぶことはありません(飛ぶことはできる)。丸っこいフォルムでかわいい印象ですよね。
敵キャラながら、人気の高いバイキンマン。ですが、初期のバイキンマンの画像を見ると、今ほどかわいくはありませんでした。痩せ型でハエっぽい外見。見比べてみると、相当変化していることが分かります。
外見の他にも、性格なども大きく変化していました。下記では初期のバイキンマンの設定を画像と一緒に紹介していきます。
羽が大きくて飛べる
引用元:Twitter
上の画像を見てもらえると分かりますが、初期のバイキンマンは現在のバイキンマンとは若干異なる外見をしています。
2本の角には、毛のようなものが生えていて、痩せ型。ギザギザの歯もありません。また、体部分には青いボタンのようなものが付いています。そして、初期画像の方が、背中の羽がかなり大きいですよね。
ハエがモチーフということで、初期のバイキンマンはよりハエの姿に近いですよね。徐々に丸みを帯びたフォルムになって、かわいらしいバイキンマンが出来上がったみたいです。
ちなみに、初期のバイキンマンは背中の羽で普通に飛ぶことができます。現在でも飛べるという設定のようですが、あまり飛んでいる姿を見ないですよね。バイキンマン自身も飛べることを忘れているような描写があります。
今ほど食いしん坊ではない
バイキンマンの初期設定の変化は、外見だけではありません。その習性も少し異なっています。
バイキンマンの特徴の一つに「食いしん坊」があります。その旺盛な食欲が、悪事の動機になっていることも多々ありますよね。現在は何十人前もの食事を一気に完食するほどの食欲がありますが、アニメ初期のバイキンマンには今ほどの食欲はありません。
アニメ初期の頃は、てんどんまんとカツドンマンの頭の丼を食べるだけでお腹いっぱいになっていました。普通の人間と同じくらいの食欲しかなかったんですね。
時代が進むにつれて徐々にその食欲は増えていき、今のような常人離れした食欲へと変化していったようです。痩せ型の初期画像と比べて、現在のバイキンマンはぽっちゃり体型。外見の変化に、食欲の増加も関係しているのかもしれませんね。
ドキンちゃんに対しては高圧的
バイキンマンと一緒にバイキン城に住んでいる女の子・ドキンちゃん。わがままな性格で、バイキンマンもドキンちゃんの前では弱気になってしまいます。バイキンマンの悪事のきっかけの多くも、ドキンちゃんのわがままだったりしますね。
ドキンちゃんは居候の身でありながらも、バイキン城を自分のもののように振舞います(自分勝手に改造したり)。現在の二人の関係は、女王様(ドキンちゃん)と下僕(バイキンマン)のような関係性になっています。
そんなバイキンマンとドキンちゃんの関係も、初期のころとは大きく違っているようです。
初期の頃は、居候のドキンちゃんに対して強気に接していました。今とは力関係は異なっていたようです。ですが、メロンパンナがレギュラーキャラとなったあたりから、現在の夫婦漫才のような描写が多くなります。
そして、ロールパンナが登場した頃には、現在の尻に敷かれる関係が構築されています。バイキンマンの力が弱くなったというよりは、ドキンちゃんの力が強くなったというような印象です。
やなせ氏も、バイキンマンとドキンちゃんの関係について、「作者の手を離れたキャラ」という趣旨のコメントしています。
ドキンちゃんはどんどん強くなり ばいきんまんはあごで使われる
引用元:ウィキペディア
作者の手を離れてどんどん強くなっていくドキンちゃん。やなせ氏は、それはそれで面白がっていたようです。ドキンちゃんの変化に伴い、バイキンマンも初期設定から徐々に変化していったようです。
ちなみに、初期絵本時代のドキンちゃんは今とはかなり異なる外見をしています。かなりスレンダーで手に槍を持って戦うという好戦的なキャラとして描かれています。ちょっと怖いです(笑)。そんなドキンちゃんの初期画像も下に掲載しています。
次第に大所帯になっていった
アンパンマンワールドを黴菌まみれにして征服しようと企んでいるバイキンマン。故郷のバイキン星から卵の状態で単独でやってきました。
初期の頃は一人でアンパンマンと戦っていたバイキンマン。ドキンちゃん、ホラーマン、かびるんるんなど徐々に仲間は多くなり、現在ではかなりの大所帯になっています。
地球を征服するという目的のために、一歩一歩着実に歩みを進めているようですね。今後も新たな仲間が増える可能性がありそうです。
誕生の理由
今でこそ「それいけ!アンパンマン」にバイキンマンはなくてはならない存在です。ですが、最初期のアンパンマンには、バイキンマンは登場していません。アンパンマン単独の物語でした。
バイキンマンがアンパンマンの世界に初登場したのは、絵本「あんぱんまんとばいきんまん」(フレーベル館)より。1979年8月に発行された絵本からです。正義のヒーロー・アンパンマンの敵役として登場しました。
誕生の経緯について、作者のやなせ氏は「アンパンマンに“何か”が足りない」と悩んだことがきっかけ。悩んだ末に「悪役が必要だ」ということに思い至ったといいます。
自分の顔をわけあたえる”自己犠牲”の象徴であるアンパンマン。対するバイキンマンは、”自己の欲求を満たそうとするはたらき”を担っています。人間の良心と欲求を表しているようですね。以下は、やなせ氏のコメントの引用です。
怠けたい、いたずらをしたい等という人間の欲求不満を表現している
引用元:ウィキペディア
ドキンちゃんの初期画像が衝撃的【スレンダー】
引用元:やみ速
アニメ「それいけ!アンパンマン」の中でも人気キャラのドキンちゃん。見た目はかわいいし、わがままな性格も愛嬌があります。人気キャラなのも納得なのですが、実は初期のころはかなり怖いんですよね…。
上に掲載しているのは、絵本に登場した初期のドキンちゃん。1本角で赤い体という特徴は同じですが、現在とは大きく違う外見をしています。
スレンダーな等身をしており、手には槍を持っています。バタコさんとチーズに襲い掛かろうとしています。鋭い目つきと不気味な笑みは、好戦的な性格を象徴しているようです。
バイキンマンと同じ星の出身とは思えない外見です。この初期画像のドキンちゃんのままであったのなら、現在のような人気を獲得することはなかったでしょうね。あまりにも怖いので(笑)。
バイキンマンも現在の外見と初期画像を見比べるとかなり変化しています。ですが、ドキンちゃんほどではありませんね。
バイキンマンとドキンちゃんの関係については、以下の記事で詳しくまとめています。