アンパンマンのマーチ 歌詞が特攻隊を連想させる理由

やなせたかしさん作詞の「アンパンマンのマーチ」の歌詞。その中には、特攻隊を連想するフレーズが出てきます。

 

噂では、「特攻隊に志願した弟に捧げるための歌ではないか」という声もあります。

 

やなせたかしさんは「そんなつもりはなかった」と語っていますが、「弟と最後の言葉を交わした記憶が深く残っていた」とも語っています。

 

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特攻隊を連想するアンパンマンのマーチの歌詞

「それいけ!アンパンマン」は、やなせたかしさん自身の戦争体験がベースになって創作されたと言われています。

 

そのテーマソングである「アンパンマンのマーチ」。その歌詞の中には、特攻隊を連想させるフレーズが散りばめられています

 

やなせたかしさんは、弟を戦争で亡くしています。弟は特攻隊に自ら志願して、戦死されたそうです。

 

その事実を知っていると、余計に「アンパンマンのマーチ」と「特攻隊」が結びつきます。

 

以下では、特攻隊と連想させられる歌詞を4つ抜き出してみました。

 

なんのために生まれて なにをして生きるのか

なんのために生まれて なにをして生きるのか

こたえられないなんて そんなのはいやだ!

引用:「アンパンマンのマーチ」の歌詞より

 

「アンパンマンのマーチ」冒頭の歌詞。「生」についての歌であることが伝わってきます。

 

「なんのために生まれたのか」「なにをして生きるのか」。戦争をしていない今の日本でも通じる普遍のテーマです。

 

ですが、理不尽な死で溢れていた戦時中を連想させる歌詞でもあります。特に、片道分の燃料しか積まず、死を覚悟して飛んでいく特攻隊のことも頭をよぎります。

 

だから君はいくんだ

今を生きることで 熱いこころ燃える

だから君はいくんだほほえんで

引用:「アンパンマンのマーチ」の歌詞より

 

「今を生きる」「だから君はいくんだ」という歌詞からも特攻隊を連想させます。特攻隊を結び付けて歌詞を読むと、「ほほえんで」というフレーズにも切なさを感じますね

 

いけ!みんなの夢をまもるため

ああアンパンマンやさしい君は

いけ!みんなの夢まもるため

引用:「アンパンマンのマーチ」の歌詞より

 

普通に聴けば、「みんなの夢」とはアンパンマン世界にいる町のみんなのことですよね。ですが、特攻隊を念頭においた状態で歌詞を読むと「みんな」というのは、日本の国民のことのようにも感じます。

 

だから君はとぶんだどこまでも

忘れないで夢を こぼさないで涙

だから君はとぶんだどこまでも

引用:「アンパンマンのマーチ」の歌詞より

 

「こぼさないで涙」という歌詞を深読みすると、特攻隊の遺族に対する気持ちのようにも思えます。

 

「だから君はとぶんだどこまでも」。ここもなんだか切なさを感じますね。特攻隊に志願した弟を肯定したいというやなせたかしさんの気持ちが表れているようです。

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特攻隊の弟に対する気持ち「弟と最後の言葉を交わした記憶が」

「アンパンマンのマーチ」の歌詞の中を読むと、特攻隊を連想するフレーズが散りばめられています。

 

やなせたかしさんの弟は特攻隊に志願し、そのまま戦死されています。

 

この事実と、アンパンマンのマーチの歌詞の内容が相まって「アンパンマンのマーチは特攻隊の歌ではないのか」という噂が広まっています。

 

やなせたかしさんは、このことに対して「そんなつもりはなかった」とコメントされています。ですが…。

 

そんなつもりはなかった

ぼくはそんなつもりはなかったのですが、「アンパンマンのマーチ」が弟に捧げられたものと指摘する人もいます。

引用:「ぼくは戦争は大きらい」より

 

特攻隊の弟に捧げるつもりで、歌詞を書いたつもりはないとするやなせたかしさん。ですが、以下のように続きます。

 

それだけ、弟と最後の言葉を交わした記憶が深く残っていたのでしょう

引用:「ぼくは戦争は大きらい」より

 

「そんなつもりはなかった」と語るやなせたかしさん。ですが、特攻隊に志願した弟との会話が深く残っていたと言います。強い記憶が、無意識のうちに「アンパンマンのマーチ」の歌詞の中に表われたのかもしれません。

 

そんなバカな話はない

「お前そんなものに出るな」と言ったのですが、「みんなが出るのに出ないわけにはいかない」と言うのです。

引用:「ぼくは戦争は大きらい」より

 

特攻隊に志願した弟との会話です。やなせたかしさんは、特攻隊に志願した弟を止めようとしたようです。

 

そんなバカな話はない。でも、行かずにはおれなかったのでしょうね。

(中略)

そのあと何を話したのか、忘れてしまいましたが、やるせない気持ちでいっぱいになりました。

引用:「ぼくは戦争は大きらい」より

 

「そんなバカな話はない」という部分から、やなせたかしさんのやるせない気持ちが伝わってきます。

 

「特攻隊に志願する」ということは、「死を決意する」ということと同義です。弟に死んでほしくないという気持ちが伝わってきます。弟との最後の会話の記憶は、やなせたかしさんの心の中に深く根付くことになるようです。

 

作家は、自身の経験を糧にして創作活動を行います。自分でも意識していない部分で、強い気持ちが歌詞に表われたのかもしれませんね。

 

アンパンマンを描くとき、どこか弟に似ていいる

幼年時代はコンパスで描いたような丸顔でした。アンパンマンの顔を描くとき、どこか弟に似ているところがあって、胸がキュンと切なくなります。

引用:「人生なんて夢だけど」より

 

やなせたかしさんの著書「人生なんて夢だけど」(2005)より。アンパンマンの創作のなかでも、弟さんを思い出していたようです。弟さんへの気持ちがやなせたかしさんの奥深くに根付いていることを表しているようです。

 

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弟を肯定したい気持ちが歌詞に表われたのではないか?

ここからは、完全に私の個人的な考察です。あくまでも一つの解釈として受け取っていただければ幸いです。

 

やなせたかしさん作詞の「アンパンマンのマーチ」の歌詞。この歌詞が特攻隊の弟に捧げられた歌なのではないかという噂について、記事を書いてきました。事実だけ並べると、その可能性は高いと思います。

 

  • アンパンマンが誕生した背景には、やなせ氏の戦争体験がある
  • 弟が特攻隊に志願して戦死した過去

 

そして、「特攻隊を連想させる歌詞」。

 

弟を肯定するような歌詞

上でも書きましたが、特攻隊に志願した弟を思う気持ちが無意識で歌詞に表われたのではないかと思っています。

 

歌詞を読むと、特攻隊を肯定するような部分があります。「だから君はいくんだほほえんで」「いけ!みんなの夢まもるため」などなど。

 

特攻隊を肯定しているようにも聞こえますが、「ぼくは戦争は大きらい」という本まで出版しているやなせたかしさんです。それはあり得ないと思います。

 

ですが、「特攻隊に志願した”弟”を肯定したい気持ち」が表れた歌詞だと解釈すれば筋が通ります。

 

特攻隊に志願したという話を聞いた時、やなせたかしさんは「そんなものに出るな」と特攻隊志願を止めています。ですが、結果的にはそのまま見送ることになります。

 

そして、弟は戦死してしまいます。

 

特攻隊に対して「そんなバカな話はない」と言っていたやなせたかしさん。ですが、では弟はなんのために生きて、死んでいったのか。

 

答えの出ない問いかけをし続けたやなせたかしさん。

 

戦争は嫌いだけど、弟まで否定したくはない。そんな考えから「アンパンマンのマーチ」は生み出されたのかもしれません。

 

多くの解釈ができる深い歌詞

若くして死んだ弟への気持ち、弟はなんのために生きて、死んでいったのか。そして、自分はなぜ生き残ったのか。それは、やなせたかしさんの長年の問いかけであったようです。

 

その問いかけの最中「アンパンマンのマーチ」の作詞。戦死された弟さんへの気持ち含めて、自身の戦争体験が込められた歌詞となったのでしょう。

 

あくまで私の解釈であり、事実とは異なる場合があります。「アンパンマンのマーチ」の歌詞からは様々な解釈が生まれています。

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