アンパンマン映画の中で、泣ける映画を3つ厳選してみました。子供向けの作品と思って侮るなかれ、大人でも泣けます。
【関連】アンパンマン映画 動画をフル視聴する方法【全作見放題】
目次
アンパンマン泣ける映画【3選】
毎回ハズレなしと言われるアンパンマン映画。子供が楽しめるのはもちろん。大人の鑑賞にも耐えうるクオリティで制作されています。
子供には重すぎるようなテーマを扱った映画も多く、「大人に向けられたものでは?」と思うほど。
そんなアンパンマン映画の中から、特に「泣ける」というポイントで3作品を厳選してみました。中には、明確な「死」の描写まである映画も存在します…。
- いのちの星のドーリィ
- ゴミラの星
- 夢猫のニャニィ
いのちの星のドーリィ|まさかの死の物語
アンパンマン映画で、泣ける名作でまず思い浮かんだのが「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」(2006年公開)。
タイトルに「いのち」とついていることから察しがつくかもしれません。この映画では、キャラクターの死が描かれます。子供向け映画、アンパンマン映画において、ある意味で禁断の描写です。
アンパンマンマーチの歌詞が、この映画のテーマになっています。「なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのは いやだ!」。
個人的には、子供よりも大人が泣ける映画のように感じました。
その日の夜、いのちの星が降り注ぎ、アンパンマンが拾ってきた人形に宿る。いのちの星の力によって、人形は自由自在に動くことが出来るようになった。彼女は、自分の名前を「ドーリィ」と呼んだ。
せっかく生きているのだからと、自由を謳歌しようとするドーリィ。なんでも自分中心に生活しているドーリィ。町のみんなはそんなドーリィに嫌気がさしていた。
そんな中、ドーリィは自分の胸の中に宿るいのちの星が小さくなっていることに気づき…。
泣けるポイント
「いのちの星のドーリィ」が泣けるポイントは、やはりキャラクターの「死」に関するシーン。
ドーリィが死に向かう恐怖、そして死…。「アンパンマン」の世界観でここまで具体的に死を描写するなんて思いませんでした。
ドーリィにとって、命の源であるいのちの星。それが消えてしまえば、ドーリィは死んでしまいます。ドーリィは、いのちの星が徐々に小さくなっていることを、誰に相談することもできません。
それは、ドーリィが自分勝手にわがままに振舞ってきたから。ドーリィは、たった一人で死の恐怖に立ち向かうことになります。ここまでの流れで、すでに泣けます。泣けると同時に、かなり怖い。
偶然にも思える連続で命を宿すことになったドーリィ。自分はなぜ生まれて、なぜ死んでいくのか。その意味を問い続けます。ここが、アンパンマンのマーチの歌詞とつながっています。
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
引用:「アンパンマンのマーチ」歌詞より
クライマックスで、ドーリィは「なんのために生きるのか」という意味を見つけます。ずっと考え続けた答えが見つかった矢先に、待っているのが「死」です。
ドーリィのいのちが無くなって崖から落ちていくシーンは、号泣ものです。そのシーンでは、男性合唱風にアレンジされた「アンパンマンのマーチ」が流れます。この歌がまた重苦しいんですよね。
「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」は、アンパンマン映画の中でも屈指の泣ける名作です。
やなせたかしコメント
おもしろいだけでなく感動もほしい。あまりに生命が粗末にされる時代なので今年は生命がテーマになっています
引用:ウィキペディア
「アンパンマン」の作者やなせたかしさんのコメント。ドーリィの物語は、やなせたかしさんの世界に向けたメッセージなのかもしれません。
ネットの感想
「それいけアンパンマン いのちの星のドーリィ」ってゆー映画、大人でも泣けるからほんとに是非とも観て欲しい
子供のために録画しといたのに、子供全然観てなくて私がめったゃ集中して観てた(笑)— ゆーくん (@Ukun4myone) 2018年6月9日
「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」是非観てくれ??アンパンマン映画全部観たわけじゃないけど多分あれが1番の名作。泣ける。今日も晩御飯作りながらDVD観て泣いた
— はーこ (@Pikku_Morko) 2018年2月15日
いのちの星のドーリィ泣ける…。
アンパンマンのマーチの歌詞見るとますます泣けるよ…。そして地元TSUTAYAは映画もっと置いて下さい。
>_<— かめやま?? (@kameyuki0721) 2016年9月3日
ゴミラの星|親父が号泣した唯一の映画
2001年に公開された映画「それいけ!アンパンマン ゴミラの星」。
こちらも、ドーリィと負けず劣らずの泣ける作品となっています。本作の主人公は、ゴジラがモチーフ(たぶん)のゴミラ。ゴミを食料とする住人です。
「ゴミが食料」という設定も切ないですが、このゴミラがクライマックスでとる決意の行動が泣けます。
アンパンマン作品全体の大きなテーマである「自己犠牲」が描かれています。
燃える物体をなんとか不時着させることに成功。その物体の中からは、なんとヤーダ姫と名乗る女性が出てくる。
ヤーダ姫の話によると、彼女の故郷ではごみ問題が深刻で、自分たちではもうどうすることもできない状況であるという。アンパンマンの助けを求めて、この世界に来たという。
アンパンマンは、ヤーダ姫の星を救うことを約束。そして、救うことが出来るのは、ゴミラだけだと考えていた…。
泣けるポイント
「ゴミラの星」の泣けるポイントは、やはりテーマの自己犠牲のシーン。自分を犠牲にしてまでも、誰かを守ろうとする姿に涙が止まりません。
個人的に印象に残っている劇中の自己犠牲シーンは2つ。
一つ目は、アンパンマンに新しい顔を届けるために次々と石になっていく仲間たちのシーン。詳しくは書きませんが、身体が石になりながら、アンパンマンの顔をリレーしていくシーンはちょっと衝撃的です。
二つ目は、クライマックスのゴミラの行動。自分の命を賭してでも、みんなを守ろうとするゴミラ。その自己犠牲の姿が泣けます…。
ネットの感想
アンパンマン見てるんだけど、やっぱりゴミラの星はほんとに泣ける…
ゴミラ大好きマンです←— つばきのファン1号(R) (@ags_5nar) 2018年3月10日
しんちゃんとアンパンマンはさ、泣けるよ
うちのお父様が唯一泣いた映画アンパンマンのゴミラの星
— さ と ち ゃ ん (@Ohno_04_21) 2016年4月1日
たましいの歌(それいけ!アンパンマン ゴミラの星より)
終盤の黒焦げになったゴミラの前でみんなが歌っているシーンが頭に残っている。あれは泣ける#映画で印象に残っている歌— きの (@kino777777) 2016年10月29日
夢猫の国のニャニィ|母親は特に泣ける…
2004年に公開された映画「それいけ!アンパンマン 夢猫の国のニャニイ」。
ニャニィという名前も見た目もかわいいキャラクターが登場する本作。メロンパンナがニャニィの親代わりになるというストーリーもほんわかしていますよね。
ですが、ほんわかしているだけの映画ではありません。実は、大人でも泣けるかなりシリアスな展開が待っています。
特に子を持つ母親は特に泣けると話題です。子どもの前で号泣したくないのであれば、ある意味で閲覧注意かもしれません。
その卵からは、なんと猫が生まれる。メロンパンナは驚きながらも、その猫を「ニャニィ」と名付けて育てることにする。
ニャニィもメロンパンナを本当の親のようになつく。どんどん仲良くなる二人。しかし、そんな二人には悲しい別れが待っていた。
泣けるポイント
メロンパンナが中心となる本作。彼女が、ニャニィの親代わりとなるという物語です。
ですが、物語の途中で衝撃の事実が発覚。ニャニィは間違ってアンパンマンたちの星に降り立ってしまったのです。ニャニィは、夢猫の国にしかないというネムネムの実を食べないと消滅してしまう運命。
メロンパンナは、ニャニィとの別れを悲しみながらも、ニャニィを救うために夢猫の国へと旅立ちます。
ドリーム彗星の中にあるという夢猫の国。ニャニィはそこでしか生きることができません。しかし、ドリーム彗星が再び接近するのは100年後。
それは、メロンパンナとニャニィが二度と会えないことを意味しています…。
自分の子供のように育ててきたニャニィとの別れ。まさに今生の別れです。子を持つ親にとっては、涙なしに見ることは出来ません。
ネットの感想
夢猫のニャニィも泣ける 普通に泣けるし見終わったころにはメロンパンナに「マ゛マ゛ーーーーーーッ!!!」ってなるから
— 葛城の夜明けぜよ (@PoPo_Katsuragi) 2018年3月28日
“@pancho_hyper: 今まで沢山アニメを見てきたけど仲間を守るシーンでこれを超えるシーンはない pic.twitter.com/SqQ5ETl2Mf”
アンパンマン夢猫の国のニャニィですね(笑)— 松下洋輔(公式) (@726Yosuke) 2014年10月4日
ニャニィちゃんは親子で見ると絶対親のが泣くし、ドーリィは大人だけ見ても泣ける…安達祐実の演技力もすごい。
— しぃぷ (@MoaUsagi) 2017年1月16日
アンパンマン映画 泣けるランキングTOP10
1989年公開の「キラキラ星の涙」から、2018年公開の「かがやけ!クルンといのちの星」まで、30作品製作されているアンパンマン映画。
その中から、泣けるアンパンマン映画のランキングを作ってみました。号泣したい方は、参考にしてみてください。
- 第10位|人魚姫のなみだ
- 第9位|妖精リンリンのひみつ
- 第8位|ブラックノーズと魔法の歌
- 第7位|ルビーの願い
- 第6位|ロールとローラ うきぐも城の秘密」
- 第5位|おもちゃの星のナンダとルンダ
- 第4位|だだんだんとふたごの星
- 第3位|夢猫の国のニャニィ
- 第2位|いのちの星のドーリィ
- 第1位|ゴミラの星
アンパンマン映画は、どの作品も泣けるのでランキングをつけるのが心苦しいですね。その中でも、やはり上位3作品は個人的にダントツで泣けます。
アンパンマン映画は、毎回何かしらのテーマを持って制作されます。「ゴミラの星」であれば、ごみ問題。「いのちの星のドーリィ」であれば、「何をする為に生まれてきたのか」。
テーマがしっかりしているから、大人が見ても感動するし、泣けるんですよね。
名作揃いのアンパンマン映画。今一度見返したいと思います。

■関連記事
→アンパンマン映画 動画をフル視聴する方法【全作見放題】
→アンパンマン映画 子供が騒ぐか心配…【行った人の感想まとめ】
→アンパンマン映画 歴代声優まとめ【夏目三久も出演してた!】
→アンパンマン映画 興行収入まとめ【1位はバイキンマンがメイン!?】
コメントを残す