「あんあ~ん」と鳴くめいけんチーズ。「それいけ!アンパンマン」の初期キャラであり、人気キャラクターです。そんなチーズですが、実は普通に喋ることが出来ます。
では、なぜ喋らないのか。その理由はかなりシンプルなものでした。
アンパンマンのめいけんチーズ 実は喋れる
引用元:アンパンマンポータル
ジャムおじさん、バタコさん、アンパンマンが住むパン工場で暮らす犬・めいけんチーズ。パン作りを手伝い、アンパンマンの危険を知らせ、アンパンマン号を運転することもできます。犬とは思えない活躍の数々。
バタコさんたちの会話を完全に理解しており、「あんあ~ん」という鳴き声と、ジェスチャーで他のキャラクターとも普通にコミュニケーションを取ることが出来ています。
もはや普通の人間と変わらないめいけんチーズですが、基本的には喋りません。そのため、ネットでは「妖精ではなく動物だから喋れないのでは?」という説が有力視されていました。
ですが、実は普通に喋ることが出来ます。アニメ初期の頃は、喋っていたようです。
チーズが喋ったセリフ
初期のテレビアニメでは、めいけんチーズが氷に触れた時に「ちめて~」とつぶやいていたようです。ちょっとオッサンっぽい(笑)。
また、絵本版では語尾に「ワン」を付けて言葉を話しています。まさに犬キャラ的な話し方ですよね。
なぜ喋らないのか
では、なぜ喋らないのか。「あんあ~ん」という鳴き声やジェスチャーをしなくても喋ってコミュニケーションをとればいいのではないか。そう感じるのですが…。
めいけんチーズが喋らない理由。公式で発表されている理由は、かなりシンプルなものでした。
チーズが喋らない理由はシンプル
引用元:Twitter
チーズが喋らない理由は、”喋る必要がない”から。
めいけんチーズが喋らない理由については、「アンパンマン」の作者であるやなせたかしさんが直接コメントを出されています。
やなせによるとチーズも他のキャラクター同様に言葉を喋る事ができ、作中では喋る必要が無いので喋らないだけらしい
引用:ウィキペディア
喋る必要がないから喋らない。ものすごくシンプルな理由ですよね。喋らなくても、コミュニケーションを取ることはできるし、たしかに問題はありません。
でも、人間の言葉を理解しておきながら喋らない。なんだか苦行のようにも感じてしまいます。なぜチーズは、そんなストイックな選択をとったのか。その理由について、もうちょっと深掘りしてみました。
【深読みしすぎ】チーズが喋らない理由
人間の言葉を理解できて、喋ることができるのに喋らないめいけんチーズ。想像を絶するほどの苦行ですよね。なぜチーズは喋らないのか。その理由をとことん深掘りしてみました。
考えられる喋らない理由は、以下の3つ。
- ①自分への罰
- ②彼女のため
- ③アンパンマンワールドの掟に従った
チーズはいつも明るく振舞っていますが、大きな十字架を一人背負っているようです。
※以下はかなり無理のある解釈を含みます。どうかご了承ください。かなり無理があります。
①自分への罰
一つ目の喋らない理由は、「自分への罰」。
あまり知られていませんが、めいけんチーズは元々はばいきんまんの手下でした。ばいきんまんのスパイとしてパン工場に送り込まれたという過去を持ちます。。アンパンマンの情報収集のために、パン工場にやってきたんですね。
そのうち、バタコさんに懐いてしまいパン工場に住み着くことになっためいけんチーズ。
頭の良いチーズだから、自分のやったことを悔やんでいるのかもしれません。そのため、自分への罰のつもりで「喋らない」という選択をしているのかもしれません。
そう考えると、頑なに喋らないチーズの謎の行動も納得がいきます。
②彼女のため
二つ目の喋らない理由は、「彼女のため」。
めいけんチーズには、恋人がいます。町に住む女の子・ウサ子が飼っているレアチーズちゃんです。レアチーズちゃんに一目ぼれして、交際に発展しました。劇中では、度々デートをしている描写があります。
そんなレアチーズちゃんの存在が、チーズが喋らない理由に繋がっているのではないか…そう思うこともできます。
レアチーズちゃんも、チーズと同じく犬とは思えないほどの頭脳の持ち主。2足歩行をすることができる上に、病気になったウサ子を看病したり、泣くあかちゃんまんをあやすこともできます。さらに、料理もこなします。
ですが、言葉を話すことはできません。チーズと同じく「アン!ア~ン!」と鳴き声でコミュニケーションを取っています。
同じ犬なのに、チーズは言葉を話すことができて、レアチーズちゃんは言葉を話すことができない。チーズは彼女のことを考えて、自ら話すことを辞めたのかもしれません…。
そう考えると、やなせ氏の「喋る必要がない」という言葉も「喋る必要がない(愛さえあれば)」と解釈することもできそうです。
③アンパンマンワールドの掟に従った
三つ目の喋らない理由は、「アンパンマンワールドの掟に従った」。
アンパンマンたちの住む世界には、鉄の掟があります。その掟とは、「何か役目を持っていないと存在できない」ということ。役目を持たないものは、消滅していきます。
劇場版「いのちの星のドーリィ」では、自分がなんのために生まれたのか分からないドーリィは、いのちの星が消えて消滅しました。
アンパンマンワールドの住人は、一人一人がなんらかの役目を持っています。アンパンマンは「困っている人を助けること」。ばいきんまんは「アンパンマンを倒すこと」が役目です。
それぞれが、鉄の掟を守っているアンパンマンワールド。もちろんチーズにもなんらかの掟・役目が科せられています。もしかしたら、「犬でいる」という役目が科せられているのかもしれません。犬に徹するために、喋らなくなったのかもしれません。
「チーズが喋らない理由」に関する深読みしすぎた考察でした。ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
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